ブレイキングバッド 全63話
ブレイキングバッドっていうメリケンのドラマを全部観たんですよ。観たんですよって言っても結構前の話なんですけどね、話せる人が誰もいないのでここに書こうかなと思ったわけです。あ、もう結構前の話だから忘れてる。うろ覚えで語ろう。
2008年から2013年までアメリカで放映されてたテレビドラマシリーズです。全63話。凄く長いですね。よく観たもんだな俺も。
あらすじ
50歳の誕生日を目前にガンを勧告された冴えない化学教師ウォルターホワイト。軽い障害を持つ高校生の息子とこれから生まれてくる娘、最愛の妻のために財産を残そうと考え、ある方法を以て富を築こうと画策するわけです。その方法は化学の知識を応用してドラッグを生成すること。
この時点で日本では放送しませんね。一部ぼかしているもの割と細かくドラッグの生成方法が語られます。何言ってんのかさっ ぱりわからんかったけど。風邪薬を使うとかなんとか。作中で登場するドラッグは「メス」と呼ばれ、鼻から吸ったりパイプで吸ったり注射したりしてます。 「メス」は「メタンフェタミン」の略であり、聴きなれない単語なので現実味が何だか薄いのですが、日本語だと「覚醒剤」になります。またはヒロポン(商品名)ね。
覚醒剤ときくと、あーヤバそう・・・ダメ!ゼッタイ!って反応が出来るぐらいには義務教育の中で調教されてきた僕ですが、作中では割と扱いが軽く、ウォルターとコンビを組むことになる以前の教え子ジェシー(ジャンキー)はスナック感覚で吸ってたりします。
色々 あってウォルターとジェシーはいがみ合いながらも良いコンビとしてドラッグ生成と販売を続けていきます。しかし、少しづつウォルターの体を蝕むガン細胞と の戦いや、家族のために手を染めている犯罪行為であるにも関わらず、家族には知られてはいけないが故の二重生活など、ウォルターは心身ともに疲弊していきます。
ドラッグの販売権を巡って地元のマフィアと揉めたあたりからウォルターがどんどん暴走していき、裏世界での名「ハイゼンベルグ」がとどろき始め、ドラッグ流通の大元であるメキシコのファミリーにも目をつけられるなどドラッグ密売の泥沼の深みへとはまっていく二人。同時並行して少しづつ崩壊していくウォルターの家庭。ハイゼンベルグ逮捕に執念を燃やす義理の弟ハンク。父を心から信頼している息子フリン。色んな人の思いが交錯して濃厚な人間ド ラマが展開されます。
シーズン2ぐらいまでは明るくコミカルなシーンも多く、二人のやりとりに和むこともあったのだが、シーズン3を境にシリアスな空気に支配されていき、その後は・・・。
最後まで凄く面白かった。伊達に「21世紀最高傑作」とは言われていないと思います。嫁関係が個人的にはちょっと苦手ですが。
音楽や映像も最高にクールでかっこいい。ウォルターは最低の糞野郎だ。
huluで観ると安く済むかもしれない。レンタルだと巻数多いので。
では。