すごく飽きっぽい僕が未だに愛してやまないアイドルグループ私立恵比寿中学の楽曲について、個人的に好きなものを挙げつつだらだら語る企画。
今回はインディーズ期からメジャーデビューを経て2014年4月にメンバー3人が脱退するまでの期間を対象にしております。8人時代編は次回。
選曲基準はシンプルにただ好きなやつです。
公式MVがあるものは載せます。いつも通り視聴機付きです。
大人はわかってくれない (2012)
エビ中楽曲の核をなす作曲家3本柱の一人だと思うたむらぱん(田村歩美)によるガールズパンクチューン。安本の「大人はもう笑わないのかな」が刺さりまくる。氣志團万博2013でのパフォーマンスがグッと来すぎる。
大人はわかってくれない
私立恵比寿中学
2012/08/29 ¥250
放課後ゲタ箱ロッケンロールMX (2012)
問答無用のアゲ曲。アウェイな現場ほど重用された気がするけど、サブカル耐性、アイドル耐性無いと逆効果な気もしますね。もちろんX(JAPAN)のパロディ。これも氣志團万博でのパフォーマンスが有名。略称は「放ゲロ」を推したい。
放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
私立恵比寿中学
2012/05/04 ¥250
I’m your MANAGER!!! (2013)
(4:41から)上の「放ゲロ」に代表される飛び道具的な楽曲のイメージが強い前山田健一による、前山田っぽくないイイ曲。学生向けの応援歌ってオッサンがやったりすると何だか醒めるんだけど、アイドルだと嫌味がないように思える。
I’m your MANAGER!!!
私立恵比寿中学
2013/11/20 ¥250
Lon de Don (2013)
意味がわからないふわふわした不条理な歌詞が好きです。セリフパートがふんだんにあって、ライブ映像観るとやりたい放題なアレンジがされてて楽しい。サビなんてロンロンロンどんどんどんしか言ってない(笑)。
Lon de Don
私立恵比寿中学
2013/06/05 ¥250
踊るガリ勉中学生 (2013)
星名による「ガリ勉最高!!」の歌い出しが最高な一曲。ライブ映えするよね。アイドルやりつつ、ちゃんと学業もこなしてる星名の曲だと思ってる。この時期の秀才キャラって杏野だった気がするんだけども。ガリ勉って言葉、昔の漫画の中でしか見たことないよなあ。
踊るガリ勉中学生
私立恵比寿中学
2013/01/16 ¥250
揚げろ!エビフライ (2012)
タオル曲その1。初期の曲はやたらとエビエビいってたんだけど、タイトルにエビが入るのはこの曲と同時発表のエビーダダで最後になります(出席番号の歌は例外)。これはずっと「揚げ揚げ」言ってるアゲ曲。
揚げろ!エビフライ
私立恵比寿中学
2012/05/05 ¥250
使ってポートフォリオ (2013)
演歌調だったりEDMだったりヒップホップだったりとやたら転調が多くて、ガチャガチャとテレビをザッピングしてるみたいな印象があります。あ、パフュームだ。結局ポートフォリオって何なんだろう。歌詞はかなり難解(笑)。
使ってポートフォリオ
私立恵比寿中学
2013/11/20 ¥250
仮契約のシンデレラ (2012)
メジャーデビュー曲。学芸会っぽさを意識した寸劇から始まり、全体的にミュージカルっぽい作り。控えめでありながらアイドルとしての野心が見え隠れするいい塩梅の歌詞が良いです。インディー期のシングルA面は全て前山田曲だったところに、メジャー1stで杉山勝彦を起用する運営の慧眼に感服する。コンペだったのかな? 地下アイドルが結構カバーしてたりします。
仮契約のシンデレラ
私立恵比寿中学
2012/05/04 ¥250
新・青春そのもの (2012)
公式干され曲の一つ(金八初回限定盤のおまけ参照)。出た当時以外ライブでほとんど演らない。青い三角定規とスクールウォーズを足して2で割ったような世界観の曲。エビ中はこういう昭和歌謡っぽい曲がたまに出てきて個人的には嬉しい。
新・青春そのもの
私立恵比寿中学
2012/08/29 ¥250
売れたいエモーション! (2011)
ロックマンかよ!?って感じの8ビットなイントロが印象的。音源聴くとみんな声が幼くて、それが楽曲に合ってるように思える。「気になるあの子は~」のくだりが歌詞として前後と繋がって無い気がするんだけどどうなんですかね。さつき曲は歌詞が難解です。アイス10本ぐらいはもう買えるようになってしまったね。
売れたいエモーション!
私立恵比寿中学
2012/11/21 ¥250
えびぞりダイアモンド!! (2010)
(公式の転載)
私立恵比寿中学としての初オリジナル曲。えびぞりって言ったら当時は百田夏菜子のイメージだし、AKBの大声ダイアモンドを意識してるしでいかにも妹分的でインディーズなタイトル。この駆け出し感がなんとも味わい深いです。ニコニコ動画に「踊ってみた」で運営自ら投稿してる。歴代最多の12人時代です。
えびぞりダイアモンド!!
私立恵比寿中学
2012/11/21 ¥250
チャイム! (2011)
いわゆるサブドル(サブカルアイドル)に走る前の正統派アイドル然としてる楽曲ではないでしょうか。「永遠に」って頭に付けなくていいぐらいリアルな中学生っぽさがあるように思える。実際中学生だったんだから当然だけど。
チャイム!
私立恵比寿中学
2012/11/21 ¥250
どしゃぶりリグレット (2011)
上記「チャイム!」と両A面のインディーズ2ndシングル。友情と恋愛の三角関係がテーマというのはエビ中にしては珍しいんじゃなかろうか。廣田の無邪気な「応援してくれるよね?」のセリフが(おそらく本来の意図に反して)妙に含みのある感じに聞こえてえらく怖い。楽曲自体は正当なアイドルソング。
どしゃぶりリグレット
私立恵比寿中学
2012/11/21 ¥250
あたしきっと無限ルーパー (2013)
初めて聴いたときはエビ中も次元上昇しちゃうのかと思った。がっつり打ち込みなトラックのせいもあってSFっぽいかと思ったら、ただの方向音痴の曲だったり。こういう地に足がついた感じがいいなあと。
あたしきっと無限ルーパー
私立恵比寿中学
2013/07/24 ¥250
禁断のカルマ (2013)
吸血鬼をモチーフにしつつ、(明示されていなくても)恋愛禁止が原則であるアイドルに「恋がしたい」と歌わせるという、結構きわどいラインを攻めてる。歌詞に「まるで(略)バンパイア」ってあるので吸血鬼のこと自体を歌ってるわけではないんだけど、メンバーはよくわかってないみたいでした(「人に恋をしたバンパイアの曲です」発言)。そしてこれを聴くたびに思うのは、アイドルは貰った曲を歌う存在だということ。自分の内から出た言葉を歌という形で発信することは無いんだよね。MVの寸劇は意味がわかりません(笑)。
禁断のカルマ
私立恵比寿中学
2013/06/05 ¥250
たそがれシアター (2012)
安本彩花と鈴木裕乃のユニット「安本さんと鈴木さん」(そのまんま)の曲。個人的には8人体制になってからの安本&カホリコ(ルーキーツアー)の印象の方が強いですが。80年代アニメのED曲みたいな懐かしい歌謡曲テイストが良いです。ユニット曲って配信してないのな。
手をつなごう (2013)
アニメタイアップ曲。ポケモンらしい。柏木ひなたのアカペラから始まる歌い出しはなんだか緊張感と不思議な高揚感がある。ポケモンということもあって一見、対象年齢が低めに見えるけれど、普遍的なメッセージ性があるので実は大人向けという絵本みたいな曲ではないかな。「君の大事な友達 今はもうここにはいない」が今聴くととてもつらい。
手をつなごう
私立恵比寿中学
2013/06/05 ¥250
Go! Go! Here We Go! ロック・リー (2012)
これもアニメタイアップ。こういう曲ってバンドとかだったらライブで積極的にやらなかったりすると思うんだけど、アイドルだとあんまり気にしない傾向が強いと思う。タイトルからしてキャラクターの名前入ってるぐらいタイアップ要素が濃い曲なのに、ライブ終盤のアゲ曲として定番になってて面白い。最近はラジオの歌詞読み上げ企画でも人気ある曲です(真面目に読むと耐えられない)。あたー!
Go!Go!Here We Go!ロック・リー
私立恵比寿中学
2012/08/29 ¥250
未確認中学生X (2013)
9人時代最後のシングルA面曲。ノリ優先の不条理な曲だけどところどころエモい。冒頭の振り付けで廣田が倒れて痙攣するところが何だか「これ大丈夫なのかな…」と不要な心配をしてしまいます。関根勤によるMVは鈴木裕乃の「土下座しな」の一点に価値があると思ってる。
未確認中学生X
私立恵比寿中学
2013/11/20 ¥250
誘惑したいや (2013)
9人時代の一つの到達点であり、象徴になる曲ではないかと思う。ふわふわとした不思議な多幸感がある。実は「禁断のカルマ」と同じタイアップ先に向けた曲だったらしいです。たむらぱんの書く詩には妙な生々しさがあって、それは男である自分には触れてはいけないもののような気がしてしまう。多分それは少女性というものなのでしょう。個人的にはもう少しテンポが遅くてもいいような気もする。
誘惑したいや
私立恵比寿中学
2013/07/24 ¥250
イッショウトモダチ (2012)
リーダーだった宮崎れいなの脱退(2011年12月)に向けての曲。だったと思う。違うかも。昔のことはよくわからない。後述する「Dear Dear Dear」と比べると幾分ライトでまっとうにアイドル曲だと思う。
イッショウトモダチ
私立恵比寿中学
2012/11/21 ¥250
約束 (2012)
初音源化は2012年だけど、2011年1月の宇野愛海脱退の時点ですでにあったらしいので初出は2010年てことになるのかな。昔の話はあまりわかりませんね。これも別れの曲として使われることが多いです。「100年有効な約束」の響きが中学生してて良いです。
約束
私立恵比寿中学
2012/11/21 ¥250
Dear Dear Dear (2014)
脱退する瑞季、杏野なつ、鈴木裕乃の3人に向けて、継続する6人が送った曲。何だこれ。名曲すぎるだろ。合唱曲として音楽の教科書に載ってても違和感無いというか、そういうレベルの曲だと思う。メロディが美しすぎる。アレンジが泣かせに来てる。そして今となってはどうしても松野莉奈のことを想ってしまう曲です。
これの音源は一般発売も配信もされていなくて、合同出発式(武道館でのライブ)の初回生産限定盤DVD(BD)に付属しているCDを手に入れる以外には公式に入手する方法がありません。
ということで23曲でした。
エビ中はアイドルの中でも抜群に良曲の多いグループだと思います。まあ、そんなにアイドル詳しくないけどさ。
楽曲の幅は広いけど、軸がぶれないというか地に足のついた感じからくる安心感みたいなものに惹かれてる気もしますね。
次回は8人時代編やります。
ではまた。
次→【エビ中】私立恵比寿中学 名曲集② 8人時代編【~2017年】