前回別に好評でもなんでもなかったけどまたやる。困った時のCDレビュー。俺のCDラックが火を噴くぜ。
厳密には棚から溢れて積んであるCDタワーの上から7枚なんだけども。
NICK WATERHOUSE / TIME’S ALL GONE (2012)
ニック・ウォーターハウスの1st。
かーっこええなあコレ。こういうのってなんていうジャンルになるんですかね。
60年代のソウル~R&Bそのまんまな感じなんだけど、ちゃんと現代っぽいラウンジ感みたいなのが出てて見事にシャレオツなわけです。ニック自身の60’sなファッションも最高にクールでヒップだ。
そんでこのニック、まだ20代なのな。1986年生まれだってさ。昭和61年だぞ。
やっぱりモッズ・カルチャーへの傾倒があるのかなと思ったら、本人曰くそうでもないらしく、大学時代のルームメイトが60年代のバンド(キンクスとかフーとか)好きで、その影響でこういった趣向になったとのこと。
一曲とりあげてどうのこうの言うタイプの音楽じゃないので、あんまレビューにならないでやんの。
このCD一枚の中でニックの写真が三枚載ってるんだけど全部左向きだ。もも角度みたいなもんなんですかね。
CARO EMERALD / DELETED SCENES FROM THE CUTTING ROOM FLOOR (2010)
これもレトロ系シャレオツ音楽。スウィング・ジャズがベースになってるんだけど、ガチガチなレトロ感は無くて、凄く今っぽい感じ。生音じゃないしね。こういう方向性は日本人でも結構やってる人いますね。
耳馴染みがいい分、あんまり残らないというか、BGM然としてる。それは俺が打ち込み嫌いだからかもしれない。
多分ヴィレッジヴァンガードで推してたから買ったんだと思う。そんな感じだわ。
強いて言うならM5 The other womenが好きだろうか。
これ聴いてると、エイミー・ワインハウス聴きたくなっちゃうんだよなあ。
THE SONICS / THIS IS THE SONICS (2015)
今度はガチでレトロなバンド。だけど全然古くないし、ソニックスを知らなければ70歳オーバーなバンドの音に聞こえないと思う。ザ・ソニックス50年ぶりの新譜にして「これがソニックスだ」ってタイトルの潔さにシビれてしまいます。
レジェンドがレジェンドたる所以というかね。こういうシンプルなロック最近全然聞いてなかったってのもあるんだけど、シンプルでラウドなことがこんなにカッコよかったんだなって再認識させられたわ。
60年代のバンドが21世紀に新譜出すと、まあ年寄りにしてはカッコいいねみたいな評価になることあんじゃん。そういうのじゃないんだよねこれ。
音速は時代を超えるんだな。
DIMITRI FROM PARIS & DJ MURO / SUPER DISCO FRIENDS (2005)
フレンチハウスの至宝ディミトリ・フロム・パリと、日本が誇るKing of diggin’、DJ MUROによるディスコ・ミックスCD。
あれだよ、ディミトリっつったらネコミミモードの人で、MUROったらももクロの5the powerの人だわ。わかるね。
二枚組になっていて、それぞれディミトリ盤とMURO盤に別れております。(何故かMUROをムロと表記する事に抵抗がある僕)
んでMURO盤ばっかり聴いてるわけです。何でかってディミトリ盤失くしちゃったから。ケースの中には何でか氷室京介のベストが入ってるっていうね。で、ヒムロックベストのケースがみつからないんですね。誰かに貸したのかもしれない。もう駄目だわ。
こういったディスコミックスはいくつか持ってるけども、良い悪いの判断が出来ない。好きか嫌いかって言えば好きなんだけど、こっちの方は知識が全然無いので何も言えない。単純にかっこいいなあとしか言えないんだ。
これかっこいいです。はい。
LEE”SCRATCH”PERRY AND FRIENDS / DISCO DEVIL THE JAMAICAN DISCOMIXES (1978)
ダブの始祖、リー・ペリーのコンピ盤。二枚組。これも二枚目が行方不明ですが、iTunesに入ってたからいいや。
前もどっかで書いたけど、ダブってのはレゲエの曲をスタジオエンジニアがボアンボアンな感じにしたやつね。
やっぱ表題曲「disco devil」が好きだ。これでダブを知ったわけだし。この曲は「chase the devil」って曲が原曲なんだけど、ダブ版聴いた後だとなんだか物足りなくなってしまう。
あとは「garden of life」かな。静かで落ち着いた感じ。ピアノの音が好き。
discomixesって書いてあるんですけど、到底踊れるようなリズムでは無いのですが…。どっちかって言うと葉っぱ吸ってフーっじゃないのか。
あとこのCD、炎天下に車の中に放置してたら、ケースと車のシートカバーが溶けてくっついてケースの表面ザラザラになってます。どうでもいいね。
JACQUELINE TAIEB / LOLITA CHICK ’68 (2001)
ジャクリーヌ・タイエブと読む。60年代のフランスでごく短い間だけ活動していた少女だそうです。少女つっても当時の話だけども。
フランスのポップスなのでフレンチ・ポップなんだろうけど、ガレージロック色がすごく強い。フランスギャルとかシルヴィ・バルタンに代表されるようなフレンチポップを想像して聴くと面食らうかもね。あんまり可愛い系ではないです。いい意味でね。
やっぱりM1の「sept heures du matin」の印象が強い。ザ・フーの「my generation」の一節を引用してんだけども、それだけでこのキャラクターのスタンスがわかると言うかなんと言うか。ああ、反抗的な子だなって。
他の曲も結構バラエティに富んでいて、17歳の女の子が書いたにしてはよく出来てるなあと。
実際には「sept~」のみがヒットしたいわゆる一発屋的な存在らしいんだけども、「sept~」って売れそうな曲じゃないんだよね全然。売れる
曲って基本的に保守的なもんなんだろうけど、これ結構やりたい放題というか、奔放すぎる作りなので、ちょっと違った方面に受けたんじゃないかなって勝手に
思ってます。「talkin’bout my
generation」のフレーズに惹かれて買った僕みたいなやつが60年代のフランスにもいたんだろうな。なんてな。
自分が持ってるのと同じジャケットのものがamazonには無いらしいので、中身が同じかどうかわからない。
私立恵比寿中学 / 金八 (2015)
はいオチです。積んであったCD山の一番上がこれだったので。
エビ中は8人になってからしか知らないんですけどもね。曲は好きです。スタダの中では一番曲に恵まれてると思う。歌も上手い方だしね。
ベタにシングルが好きなので「バタフライ・エフェクト」とか「ハイタテキ」とかがいいです。「バタフライ」はよくBOOWYの「マリオネット」っぽいって言われるけど、サビの部分でsameって単語使ってるからわざとなんだろうな。いわゆるフックってやつだね。
あとは「買い物しようと町田へ」が超好き。これだけ何度も聴いてる。タイトルこれサザエさんのパロディだよね。で、内容はサザエさん症候群っていうね。いいね。超好き。
はいこんな感じです。なんかモヤっとしていただけたら幸いです。
ではまた。