今回は80年代の懐メロ邦楽ヒット曲をづらづらと挙げてみましょうという企画。
1980年から1984年までのものに限定しております。昭和40年生まれの方だと15歳から19歳の頃の曲ということになりますね。
夏っぽいものを中心に個人的な趣味全開で選んでおります。個人ブログですので。ＤＪ俺です。
昭和歌謡というほど古くない。J-POPと呼ぶほど新しくない。ニューミュージックからシティポップス～80年代アイドル全盛期のあたりの「いい感じ」の時代だね。
当時を知る方には懐かしく、知らない方には新鮮に、そんな風に聴こえたらいいなあ。
はい前書き終わり。
三角の再生ボタン押すと試聴出来ます。配信されていない曲は出来ません。あしからず。
SUMMER SUSPICION 杉山清貴&オメガトライブ (1983)
杉山清貴 & オメガトライブ 12CD-1061N [CD]
これだよこれ。夏の曲といえば外せない。
爽やかでアーバンな雰囲気がたまらなく80年代してる。歌詞は割と湿っぽいですけど。
杉山清貴ソロの「さよならのオーシャン」も良いです。
なんとなくサビを聴く度にレイズナーを思い出すのは俺だけなのでしょうか。
SUMMER SUSPICION
杉山清貴&オメガトライブ
1983/09/21 ￥200
チェリーブラッサム 松田聖子 (1981)
なんだかんだ言っても女性アイドルの頂点である松田聖子。夏っぽい曲が多すぎて全然選べないんだけど、なんとなくこの曲にしました。ロックな感じが好きです。
桜の花ってことは夏の曲じゃないのかもしれないけど、ギターの音に夏っぽい爽やかさが漂っていて良いのです。
チェリーブラッサム
松田 聖子
1983/12/21 ￥250
サザン・ウインド 中森明菜 (1984)
聖子ときたら明菜というベタさ。玉置浩二曲です。
個人的には中森明菜はあんまり夏っぽいイメージないかも。スローモーションの方が夏っぽいかな。
同時期にデビューしたアイドルと比べるとやっぱり歌唱力、楽曲の質ともに格が違うと感じる。
この辺りはまだズベっぽい雰囲気が残っているんでしょうかね。よくわかんないです。
これも当時のロボットアニメのOPっぽい感じがする。エルガイムとか。
サザン・ウインド
中森明菜
1998/11/26 ￥250
モンロー・ウォーク 南佳孝 (1980)
郷ひろみの「セクシー・ユー」の原曲です。って言っても、こっちしか知らなかったんだけども。
この辺の時代って、発表したすぐ翌年にアイドルがカバーするってのが多かったみたいだね。なんか不思議な感じ。
カリブっぽい小粋な雰囲気が夏っぽいねえ。
モンロー・ウォーク
南 佳孝
1997/11/21 ￥250
恋人も濡れる街角 中村雅俊 (1982)
作詞作曲、桑田圭祐。ああ、モロに桑田節であります。ちょっといやらしい感じね。
この都会的な雰囲気がなんともこの時代。ムード歌謡調なのに小洒落たポップスになってるのは中村雅俊のキャラクターのせいかもしれない。いい男は得だ。
「ナカムラ・エレキ・音頭」のはっちゃけたＧＳ歌謡もイカす。どどんがどん。
恋人も濡れる街角
中村雅俊
2012/11/19 ￥250
ワインレッドの心 安全地帯 (1983)
井上陽水曲。これ夏の曲じゃないんじゃないかなとも思うんだけど、なんとなく等間隔で街灯のある夜の幹線道路をドライブしているような雰囲気があって、そんなアーバンな感じが個人的には夏を感じさせるわけです。11月発売の曲なので、当時聴いていた人にはそんなイメージ無いのかもしれないけど。
ワインレッドの心
安全地帯
1988/01/01 ￥250
夏のヒロイン 河合奈保子 (1982)
ド直球のサマー・アイドル・ソング。前時代っぽい感じがする「スマイル・フォー・ミー」よりこっちの方が好き。
サンバですねこれ。カラッとしてて良い。
曲と全然関係ないんだけど、当時の写真見ると、こう、なんていうか、デカいですね。たわわである。
でもジャケットではそこを写さないという。
夏のヒロイン
河合奈保子
1986/06/21 ￥250
夏をあきらめて 研ナオコ (1982)
これも桑田圭祐曲。消え入りそうにか細く、哀愁漂うこの声が好き。しかし、報われない女のことばかり歌ってる人だなあ。そういうキャラクターなのね。
何だか空が高くて白っぽい夏を感じます。私は。
私の母がよく研ナオコは母親として素晴らしいみたいなことを言ってたな。どういう意味だろう。
夏をあきらめて
研ナオコ
2008/02/20 ￥250
RIDE ON TIME 山下達郎 (1980)
RIDE ON TIME (ライド・オン・タイム) [CD]
おっ↓おっ↑お～ぉ↓。
山下達郎といえばすっかりクリスマスのイメージなんですけども、そもそもこの人は夏曲の人なんだよな。アルバム「RIDE ON TIME」～「FOR YOU」の頃は特に。
妙にカラダ張ってるジャケ写がイカす。
itunesで配信なし
君は天然色 大瀧詠一 (1981)
君は天然色 [MP3 ダウンロード]
邦楽オールタイムベストとかだと大抵5位以内に入ってるA Long Vacationのリードシングル。
シティポップスというのは生活感の排除が命題みたいなとこあるけど、そういう堅苦しさは無い。だってバケーションだもん。
今聴いてもオシャレっぽい音だなあって思います。
君は天然色
大滝 詠一
2013/03/20 ￥250
君に、胸キュン YMO (1983)
逆説的であることは承知の上で言うけれど、要するにこれって電気グルーブにおけるShangri-la的なもんだよね？ やろうと思えばチャート上位なんかとれちゃうんだぜみたいな。で、やってみたんだぜ的な。
PVみるとどこまでが意図的なのかがわからなくなります。主に教授のメイク。デヴィットボウイ的なもんなのかなあ。わからん。曲はいいです。
君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス-2010/09/29 ￥250
ハリケーン シャネルズ (1981)
このナンパなノリが80年代と言い切る。コントみたいなビジュアル要素で軽く見られがちだけど、音楽的には本格的なことをやろうとしていて、そういう意味ではＭＴＶ時代っぽい感じなのかなあと。
ドゥーワップっていう流行から遠いところにあるもので身を立てるというのは中々ハンパじゃ出来ないよね。
50ｓアメリカンな感じがカッコ良くて、そしてちょっと悪そうである。
ハリケーン1996/07/20 ￥250
ゆ・れ・て湘南 石川秀美 (1982)
当時を知らない自分としては薬丸の嫁で五人の子持ちという印象しかないです。大体コサキンのせい。
この人も河合奈保子同様に西條秀樹の妹分なんだな。
後年ロックボーカルな曲がメインになっていくんだけど、これは正に80年代アイドル曲（の中でもちょっと古い感じだけど）しててライトな感じが良いです。
当時の映像観たけど、煽りとか客のコールとか今のアイドルの現場と変わらんね。
itunesで配信なし
そんなヒロシに騙されて 高田みづえ (1983)
桑田圭祐曲。ベンチャーズ的なＧＳ歌謡は当時でも多分懐かしい雰囲気はあったんじゃなかろうか。
mi-keの路線というか。ヒロシって昭和歌謡っぽい響きだよなあ。
全然関係ないけど、想い出の九十九里浜とムーンライト伝説の話をするときに昭和歌謡やフレンチポップスに触れない奴は信用できない。
そんなヒロシに騙されて1983/08/21 ￥250
ドラマティック・レイン 稲垣潤一 (1982)
夏じゃないかもしれない。初夏または梅雨ですかね。コートの襟とか言ってるけど。
都会の高層ビルの灯りが車の窓越しに滲むようなそんな感じがしますね。
父親の車の中でよく耳にした記憶のせいで勝手に夏っぽいと思ってるようです。
秋元康が作詞始めてからの初ヒット曲だそうです。へえ。
ドラマティック・レイン2002/01/23 ￥250
チャコの海岸物語 サザンオールスターズ (1982)
サザンで一曲選ぶのって無理だよなあ、って思いながら何となくこれ。
匂艶 THE NIGHT CLUB と悩んだんだけど、こっちの方が軽かったので。
桑田圭祐曰く、もう少し歌詞をちゃんと書けばよかったとのこと。 まあそんな気もする。シングルＡ面っぽくないというか。
もろにムード歌謡な間奏が好き。キーボードがたまらない。
チャコの海岸物語1982/01/21 ￥250
シンデレラ サマー 石川優子 (1981)
実は今回これを書く際に調べていく途中で、石川優子はアイドルではないということを知りました。
ずっとアイドルだと思ってたな。水着だし。当時はシンガーソングライターでも水着仕事があったらしいですね。ブロマイド売上3位だったりしたらしいし。
そりゃ歌上手いわな。
曲のアレンジがアイドル寄りだとは思うんだけどね。
シンデレラ サマー1981/03/05 ￥150
悲しみがとまらない 杏里 (1983)
キャッツアイみたいなアニメの曲やっちゃうと全部それに引っ張られちゃって人生変わっちゃうよね。この人は他にもヒット曲があったのでいいんだけど。
大抵はアニメの印象を払拭出来ずに終わってしまう。後年、現役降りてからもイベントに呼ばれるから結果的は良かったって場合もあるけど。森口博子ですけど。
全然関係ないけど、エビ中にI can stop the lonerinessって曲あって、カバーかと思ったら全然違った。
悲しみがとまらない1988/05/21 ￥250
バカンスはいつも雨 杉真理 (1982)
ずっと「まり」だと思ってた。「まさみち」ね。読めん。
これビートルズのラインだよね。ポール曲っぽいというか。ベースの感じとか、ギターの入れ方とかも含めてね。
CMソングとして有名らしいけど、当然私は見たことが無いのでなんとも。
CMの曲って誰の曲か知らなくても妙によく覚えてるもんだから、結構多くの人の琴線に触れるかもしれない。
itunesで配信なし
涙のリクエスト チェッカーズ (1984)
絶対チェッカーズ！ チェッカーズまで来ると、何となく80年代も中盤にさしかかったような気になる。ダイヤル回すとかトランジスタのボリュームとか銀のロケットとかジェネレーションギャップな単語がいっぱい。
そもそもラジオの電リク（電話リクエスト）番組っていつまであったんだろうね。
夏っぽいけど発売は1月だそうです。春曲じゃん。
涙のリクエスト
チェッカーズ
1984/01/21 ￥150
中島みゆき 夏土産 (1983)
これはシングルじゃなくて「予感」というアルバムの曲です。まあ最後ということで。
美しいメロディに淡々とした歌い方。そして迫るものがある詩。
夏の終わりに一人部屋のスピーカーの前で、LPの歌詞カードをじっと見つめながら聴いていても心はここにはない。そんな曲です。
夏土産
中島みゆき
2001/04/18 ￥250
ということで21曲挙げてみましたがいかがだったでしょうか。
一名義一曲だと結構縛りがキツいのかもしれない。
最近はアナログメディアがなんだか流行ってるみたいなので、カセットテープにダビング（！）してカーステで聴くと雰囲気満点かもしれない。ポリゴンみたいな四角い車でね。
カセット使えるカーステが未だに手に入るのかは知りませんけど。
ではまた。
続き→1985～89年編
いつも楽しく読ませてもらってます。私的邦楽名盤楽しみにしてます！