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【90年代】邦楽アルバム私的名盤100枚レビュー【00年代】 前編

投稿日:2016年5月2日 更新日:

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たまには長い記事を書こうと思うわけです。

1982年生まれの僕が、これまでの人生の中でよく聴いたなと思うものを100枚挙げてみました。
そこまで音楽に造詣が深いわけでもないので、割とメジャーなものばかりだと思うんですけどね。
同世代の方だったら何か琴線に触れることがあるかもしれないし無いかもしれない。

大滝詠一や荒井由実、はっぴいえんど、はちみつぱいなんかが入ってるような邦楽オールタイムベストではないです。
あくまで私的な名盤です。大体はよく挙がるものですけど。
なので中には「こんなの好きだったんだな・・・」みたいなものも幾つかあります。
恥ずかしい過去も肯定していきたい所存であります。


今回選んだ100枚は思いつきの部分が多いので順番に意味はないです。強いて言えばCDラック眺めて目についた順。

とまあ、前置きはこんなもんで始めるんだぜ。1アーティストにつき1枚の制約です。

※追記:アルバムの中の一曲だけ試聴出来るようにしました。(17.05.23)

電気グルーヴ 「A(エース)」 (1997)

A(エース)
電気グルーヴ
キューンミュージック
1997-05-14


 多分初めて買った打ち込み音楽だと思う。あまり意識してはいなかったけれど、振り返るとバンドサウンドばかりを聴いていた気がするので、買う時ちょっと躊躇
したね。まあ「Shangri-la」が聴きたくて買ったわけなので、電グル的には「ドリカムとか聴いてる層」ってやつなんだけど。
「Volcanic Drumbeats」とコジコジのED曲「ポケットカウボーイ」がお気に入り。
Spring rain」なんてもちろん知らないから、初めて聞いたときはちょっとびっくりいたしました。実はちゃんと表記あるんだけどね。

Shangri-La
電気グルーヴ
2004/02/26 ¥250

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT 「Chicken Zombies」 (1997)

Chicken Zombies
Thee michelle gun elephant
コロムビアミュージックエンタテインメント
2000-07-29


 ミッシェルの中じゃやっぱりこれを一番聞いたような気がする。何でかってジャケットのデザインが好きだからだよ。
「ルーシー」と「バードメン」があるだけで十分すぎる。でも多分「high time」のほうが好き。
この次あたりから少しずつ方向性が変わっていっちゃう気がする。ukっぽさがなくなってアメリカっぽくなっていく。
あと、このジャケの元ネタはブルーチェアーってことになってるらしいけど全然ピンとこない。
アナログ盤のジャケとか「ベイビースターダスト」とかがまんまなだけに。

ゲット・アップ・ルーシー(Album version)
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
1997/11/01 ¥250

黒夢 「CORKSCREW」 (1998)

CORKSCREW
黒夢
EMIミュージック・ジャパン
1998-05-27


 このころの黒夢は本当にかっこよかったんだよ(力説)。2009年の解散ライブ見るとそんな気持ちも吹っ飛びますけどね。何だあれ酷過ぎる。ちゃんと歌えや森。2010年以降は知らない。
そんなことはどうでもよくて、黒夢活動停止前のラストアルバムです。とにかく速くてラフな感じ。それまでわりと凝った(ってほどでもないけど)ことやってた
からその反動なのか、バンドサウンドに回帰した結果なのかわからないけれどシンプルでスピード感のあるガレージパンクが全編にわたって疾走してる。
シングル二曲もアルバムVerのほうがカッコいいです。オラついてる割にガリガリで弱そうな清春。

後遺症-aftereffect-
黒夢
2002/01/17 ¥250

My Little Lover 「ever green」 (1995)

evergreen
MY LITTLE LOVER
トイズファクトリー
1995-12-05


 この頃は知らず知らずのうちに小林武の引力に魂を引かれていたように思う。
どことなく漂う退廃的な雰囲気が中二スピリットに響いていたんだろうかね。
今聴くと結構渋谷系やネオアコの界隈と近いものを感じたりするのは、前時代的なものが色濃く出てるからかもしれないな。当時はそういう文脈で語られていたような気はしないけれども。なんかちょっとピチカートっぽい感じすんだよ。M2ってジャクソン5なのかな。

白いカイト
My Little Lover
1995/12/05 ¥250

BRAHMAN 「A FORLORN HOPE」 (2001)

A FORLORN HOPE
BRAHMAN
トイズファクトリー
2001-06-27


 後から知ったんだけどこれオリコン2位とってんのね。ちょっと信じられない。この辺りから歌謡曲の要素がないオルタナティブなロックがメジャーで目立つようになったと思う。フェスブームみたいなのも結構強かったしね。
ハイスタぐらいは知ってたけど、あんまりこの手のバンドを知らなかった当時は結構衝撃的だったというか、歌謡曲じゃないのに洋楽っぽくもないっていう不思議な感覚があった。歌謡曲じゃないってのは要は構成の問題なんだけど当時はそんなんわかんなかったし。
あと、ブラフマーなんて言葉も知らなかったから(無学すぎる)「なんか仏教の言葉らしいよ」っていわれても戦隊ヒーローみたいじゃんて思ってた。
M1、2、8が好きです。(曲名を覚えなくなった。)

Box
BRAHMAN
2001/06/27 ¥200

LOVE PSYCHEDELICO 「THE GREATEST HITS」 (2001)

THE GREATEST HITS
Love Psychedelico
ビクターエンタテインメント
2001-01-11


 上でも書いたけど、この時期って邦楽(チャート)の転換期だったんじゃないかなって思うことがある。それは21世紀に突入したって意識が強いからかもしれないし、単純に自分が大学入った時だからかもしれない。多分後者。
FMでよくかかってた気がする。1stシングルのタイトルが「LADY MADONNA~」で、おいビートルズかよって思ったのを覚えてる。聴いたのがビートルズのベスト盤が出た頃だったから余計に。
どことなく60~70年代の骨太なロックを連想させる乾いた雰囲気と耳に残るキャッチーなフレーズが頭から離れなかった。当時スマホ持ってたら聴いて即グ
グってたと思う。そうそう当時はまだ自由に音楽聴くにはCDを買うか借りなきゃいけないのでした。youtubeがないから。
伊集院光深夜の馬鹿力のハガキ職人で「ラブサイケデリコを聴け」ってPNの人がいたなあ。
アルバム曲は「ノスタルジック’69」が好きです。

Last Smile (extension mix)
LOVE PSYCHEDELICO
2001/01/11 ¥250

Hermann H.&The Pacemakers 「SIX PACKS」 (2001)

SIX PACKS
HERMANN H. & THE PACEMAKERS
イーストウエスト・ジャパン
2001-10-24


 これは滅茶苦茶ハマったな。スペシャか何かで見た「言葉の果てに雨が降る」のMV観て一目ぼれした。
初見の印象は甲斐バンドみたいだった。何で甲斐バンドが出てきたのか当時自分でもよくわかんなかったんだけど、歌謡曲とロックの融合っていう、70年代後半までに色んなバンドが試みた様式がバッチリ再現されてたからなんだと思う。
ちなみにここで言う甲斐バンドってのは「裏切りの街角」のあたりを指します。改めて聴くと大して似てないけどね。雰囲気だよ。
楽曲の幅が広めでこれが1stとはちょっと思えなかった。後にインディー期のを掘り下げて聴いたけど、最初からクオリティ高いんだよね。最初っから面白いんだ。
2nd出した後でギターが抜けてそこから低空飛行、空中分解という末路がなんだか悲しかった。再結成後は聴いていない。
バンド名はハーマン・ハーミッツとジェリー・アンド・ザ・ペースメーカー(両方とも60年代のバンド)のニコイチだと勝手に思ってる。ヘルマン・ヘッセなの?

言葉の果てに雨が降る
Hermann H. & The Pacemakers
2001/10/24 ¥250

ギターウルフ 「Live!!」 (2000)

LIVE!!
ギターウルフ
キューンミュージック
2000-06-21


 昔ロキノンの誰かが言ってた世界に通用する三巨頭の一つです。残り二つはゆらゆら帝国とコーネリアスらしい。
国内で発売された「狼惑星」「ジェットジェネレーション」「ロックンロールエチケット」の楽曲が演奏されてる。
スタジオアルバムでもかなり音が悪いと評判だったのに超越してますよこれは。
音が悪い!うるさい!超ノイジー!最高だぜ!
「冷蔵庫ゼロ」とか「ラーメン深夜3時」とかキャッチーすぎるリリック(笑)がバンバン飛んできてめっちゃ楽しい。
「サマータイムブルース」の前口上は何なんだろう。メランコリックすぎる。あと、「キックアウトジャムズ」のシャウトの後に入る(間が空いたから入れたみたいな)「マザファカッ!」とかギリギリな感じがすーごくイイよね。(MC5は言ってたのかな?)
ガレージロックの格好よさって言葉でダラダラ語るもんじゃないよね。「ギャンギャンしてて最高!」でいいんだ。
あとジャケかっこいいわ。

冷蔵庫ゼロ(LIVE)
ギターウルフ
2000/07/05 ¥250

小沢健二 「LIFE」 (1994)

LIFE
小沢健二
EMIミュージック・ジャパン
1994-08-31


 渋谷系王子様オザケンの2nd。一聴した感じだと耳触りのよいただのネオアコサウンドなんだけど、その実様々な引用やパロディで成り立っているというハイブ
リッドな一枚。ということは支持層も多様だったってことになるわな。当然当時はそんなこと知りもしませんでしたが。ある程度音楽を知ってから聴き返すと
色々発見があって面白いです。やっぱりちょっと普通の人じゃない感じがする。
飄々としている若者なのに異様にオーラを感じるのは、受け手が出自や経歴をデータとして知ってるからなのかもしれないけれど、音楽的なセンスは確かにあるんだって改めて思い知らされる。
まるで「飽きたから辞めた」みたいな感じで姿を消したのもそれに拍車をかけてると思う。
「10年前の僕らは胸を痛めて愛しのエリーなんて聴いてた」の一文で世代ギャップを語っちゃうあたりが当時の空気を体現してるなあと。
個人的には自信満々なやつはモテるんだなってわかったきっかけ。
mm09

THE BLUE HEARTS 「MEET THE BLUE HEARTS」 (1995)


 ジャケットのどこにも「MEET~」なんて書いてないけどね。たぶんビートルズとかのパロディ。
ブルーハーツがアメリカ進出した際の音源を日本で発売したもの。(アメリカ進出は失敗に終わった)
移籍前の代表曲が大体入ってるので入門用にいいかもなんて思うけど、個人的には素直に初期三枚を聴いた方がいいぞと。特に2ndはベストにあまり入らない名曲が多いのでね。
これがいいのは歌詞の内容の問題からメジャーで出せなかった「チェルノブイリ」とスタジオ版の「ブルーハーツのテーマ」が入っていることと、アメリカでのライブ音源が入っていること。
僕は長らくブルーハーツのCDはこれしか持っていなかったので「ハンマー」の歌詞「夏を告げる雨が降って~」の部分は知らなかったのである。
ブルーハーツはやっぱり言葉の力が異常に強くてそこがウリなんだから、英語圏に進出するのは元々無理のあった話なんじゃないかなと思うわけです。音だけ聞いたらクラッシュだしね。

ハンマー(48億のブルース) USA Live version
THE BLUE HEARTS
1990/01/01 ¥250

YEN TOWN BAND 「MONTAGE」  (1996)

MONTAGE
YEN TOWN BAND
エピックレコードジャパン
1996-09-14


 映画「スワロウテイル」(監督岩井俊二)にて劇中で結成されたバンドという設定。映画のサントラ的な面もある。
リードシングル以外は前時代的な退廃とエロスが前面に出た感じで何ともたまらないです。charaの非日常的な存在感が合ってる。
この頃の小林武の雰囲気はやっぱりいいなあ。重苦しい感じが何とも言えずあの頃の空気っぽい。
映画は面白いんだけど設定が飛びすぎててファンタジーなのがね。アジアンカオスな映像はすごくいいんだけどさ。九龍城砦とか好きな人にはおすすめ。「PiCNIC」は苦手。
このCDは何度か再販されてるみたいで、去年はリマスターが出てるんだけど、評判はあんまり芳しくない模様です。もったりしてるらしい(聴いてない)。
ちなみに私はこれで「My way」を覚えました。

Mama’s alright (REMASTERED 2015)
YEN TOWN BAND
2015/12/02 ¥250

L’Arc〜en〜Ciel  「ray」  (1999)

ray
L’Arc~en~Ciel
キューンレコード
1999-07-01


 ああ、こっちじゃないんだよ。俺が持ってるのは白黒の天球図が描かれてるジャケット(初回限定)で、そのイメージが強いんだよね。
ジャケットのデザインが音の印象に与える力は結構強いって思ってて、このCDの音は白黒って感じなんですけどね。
「ark」と共に二枚同時リリースされた7thアルバム。二枚組にしないのは経済的な問題なんですかね。
「ark」は全然聴かないけど、こっちは今でもたまに聴きます。
M1、2、4、10が好き。やたらと死の匂いが漂う雰囲気が中二スピリッツを刺激しまくりました。高二でしたけど。
録り方のせいなのかわからんけど、音にエッジが効いてるソリッドでザクザクしたギターがカッコいいです。
リアルタイムで聴いてたラルクはこのあたりまでかな。
「~nナッハァァ!!」(花葬)

Sell my Soul
L’Arc~en~Ciel
1999/07/01 ¥250

GYOGUN REND’S 「OFF BEAT」 (1999)

_SL500_SY450_
GYOGUN REND’S
インディペンデントレーベル
1999-08-29


 

ギョガンレンズでございます。ガレージロックって言っても色々あるわけなんだけど、ギョガンはちょっとマージービートっぽい雰囲気があります。そんなにタイトじゃないけどね。多分ハープのせいだ。
ああ、ガレージってあんまり語ることないなあ。当時はとにかくかっこい楽器音が聴きたくてこういった類のバンドを一生懸命探していましたね。何故楽器を始めなかったのかと昔の自分を小一時間問い詰めたい。
そういえば、このCDの裏ジャケットに「スターダスト」って名前のBARが写ってるんだけど、ゴールデンボンバーの「女々しくて」のMVでも同じ店が写ってんだよね。有名なんですかね。当方田舎者なもので。
あとTOKYO TRIBE3(マンガ)でも出てきたな。
それだけ。
mm13

小島麻由美 「Songs For Gentlemen」 (2000)

Songs For Gentlemen
小島麻由美
ポニーキャニオン
2000-02-17


 これはもう本当に何度聴いたかわからない。手に入れて15年経つけど未だにお気に入りから外せないです。
シンガーソングライター然としていた頃の「セシル三部作」の楽曲が、生バンドのアレンジでこんなに大人っぽく上品で妖しく耽美になるなんて。どうして今までのスタジオ録音ではこの素晴らしさが出せなかったのかと思う。
翌年出た「My name is Blue」以降、ジャズアレンジが主流となっていくことを考えると過渡期だったのだろうか。
M1冒頭の妖しい管楽器の音からめくるめくジェントルな世界へといざなわれていく。
女性、特に少女特有の甘ったるい無邪気な毒が散りばめられたリリックが、妖艶で刹那的な雰囲気をまとう小島の歌声を通して宙に消えていく空気感。
どことなく遠い日の残響を思わせるこの不安感にも似た感覚はとても心地よい。
チープな昭和歌謡の模倣者たちとは一線を画する存在。

真夏の海
小島麻由美
2000/02/17 ¥250

BLANKEY JET CITY 「C.B.Jim」 (1993)

C.B.Jim
BLANKEY JET CITY
EMIミュージック・ジャパン
1993-02-24


 BJCでこれが一番好きかと問われたら悩む。でもやっぱこれかな。音だけ聴くなら後期のほうがスピード感とか太さとかがあって好きなんだけどね。「pudding」とか大好き。
これがいいのは何と言っても詩の表現がたまらなく素敵なんだよね。まあ描かれている世界は荒廃していて素敵なんてもんじゃないけれど。
とにかく言葉の羅列で構築される世界が映像的に迫ってくる感じが半端じゃない。日本語で日常的な言葉を用いているのに、歌われている場面はおよそ日本的ではなく、無国籍な雰囲気が漂うどこか見知らぬ街の風景。
イメージを喚起させる言葉の選び方の純度が素晴らしく高いんだと思う。
そしてその手法は「悪いひとたち」で極限まで高められて、まるで映画を見ているような感覚を聴く者に与える。
日本語のロックは「はっぴいえんど」以来、度々文学的な言語感覚への接近を試みてきたんだけど、浅井健一の詩はまた違ったアプローチで日本語の有用性を示したんじゃないかな。

3104丁目のDANCE HALLに足を向けろ
BLANKEY JET CITY
2006/10/02 ¥250

GLAY 「review」 (1997)

REVIEW 〜BEST OF GLAY〜
GLAY
ポリドール
1997-10-01


 CDバブルの象徴のような一枚。初動で200万枚を突破したなんて今思えばどこの世界の話なのかと思いますね。シングルベストというわけでもなく、当時の最新
シングルが2曲入ってたりよくわからない作り。個人的には「Yes ,summerdays」が何で入ってないんだろうかと。ベストアルバムの選曲に変なコンセプトみたいなのいらんと思うけどな。
今聴くと200万枚という肩書に疑問がつくというか、そんなに広く聴かれる類の音楽ではないと思うんだよね。悪く言うつもりではなくて、バンドものってそうじゃないか?って話。何とも自分の中では腑に落ちない感が強い。
勢いとタイミングというのはなんとも恐ろしいもんだと体感させてくれたね。
当時はずっと聴いてましたけどね。
まあ、周りもみんな買ってたよね。
「BEAT out!」と「BE LOVED」は今でも聴きますけどね。

HOWEVER
GLAY
1997/10/01 ¥250

THE YELLOW MONKEY 「SICKS」 (1997)

SICKS
THE YELLOW MONKEY
ファンハウス
1997-01-22


 タイトルの通り、病んだ時代の閉塞感みたいなものを感じさせる。この時期ってみんなこの感覚を共有していたようです。音楽的には自分のルーツを赤裸々にさらけ出している感じがする。結構露骨。
それでいて何やってもイエモンの音みたいなものが出てる安定感があるよね。
「紫の空」「花吹雪」のロック歌謡テイストが好き。
「TVのシンガー」がまんまツェッペリンで笑う。当時は全然わかんなかったですけどね。
最近再結成したらしくラジオで新曲流れてたけど、アナウンス無しでも「あれ、イエモンかこれ?」って思う程度に個性の強い音出してたんだなって再認識した。
再結成するバンド多いけどほとんど聴いてないや。

TVのシンガー (Remastered)
THE YELLOW MONKEY
1997/01/22 ¥250

HICKSVILLE  「Today」  (1996)

トゥデイ
HICKSVILLE
ソニー・ミュージックレコーズ
1996-05-22


 「バイバイ・ブルース」だけは今でもたまに聴きます。なんかのタイアップだったよねこれ。
夏の海岸線走ってるようなさわやかな疾走感がたまんないです。
これ書くにあたって聴きなおしたんだけど、こんなに良かったっけってなった。
一般的には渋谷系の範疇って扱いなんだろうけど、捻くれてなくて良質(渋谷系に対する偏見)。こういうのこそもっと売れるべきだよなって思う。
どことなくキンクスの牧歌的な楽曲(ビレッジグリーンとかウォータールーサンセット)に似た雰囲気を感じるのはマイノリティでしょうか。
僕がただキンクス好きなだけですね。
mm18

THE HIGH-LOWS 「バームクーヘン」 (1999)

バームクーヘン
THE HIGH-LOWS
キティ
1999-06-09


 ハイロウズの中ではこれが一番聴いたかな。大体全部好きだけどね。
アナログA面に相当する前半の勢いがなんとも心地よいです。ハイロウズのギラギラした面が存分に出てる。
セルフプロデュースでほぼ全曲一発録りらしいので、その分のプラスアルファが作用してるのかもしれない。ドラムのドカドカ感がいい。
「死んだら死んでいるだけだ/地獄や死後の裁きとか/そんなのは嘘っぱちだぜ/臭い金の匂いがする」なんて言葉を聴くとどうしてもブルーハーツの解散騒ぎを思い出してしまう。そういった意味はないんだろうけども。
「死人」や「即死」に表れる真島の死生観が好きだ。
「チェンジングマン」はよくカラオケで歌ったな。密室狂乱泥酔カラオケでのハイロウズの有用性は半端じゃないです。
ちなみに「フランケンシュタイン」というのは怪物を生み出した博士の名前で、怪物自体に名前はないんですよね。どうでもいいね。

チェンジングマン
ザ・ハイロウズ
1999/07/20 ¥250

相対性理論 「シフォン主義」 (2008)

シフォン主義
相対性理論
SPACE SHOWER MUSIC
2008-05-08


 これを最初に聴いた時はたまげたね。それなりにキャリアのある人たちが組んだバンドなのかなって思ってた。
言葉の面白さが半端じゃない。
真部脩一はほんとに凄い。どんなアタマしてんだろう。
1stだとやっぱり「スマトラ警備隊」が頭一つ抜けてる感じ。
これ以降の曲だと「小学館」とか「地獄先生」「さわやか会社員」とか好きです。どういう言語感覚してんだよ。
真部脱退後はやっぱりなんか違うんだよな。
不条理な言葉がドンピシャのタイミングでガリっとした音とともにか細い声にのって出てくるカタマリ感が欲しいんだよ。ここら辺は完全に真部個人のセンスなので誰かがそれを補うことは出来ないんだね。

スマトラ警備隊
相対性理論
2011/11/30 ¥250

サザンオールスターズ 「世に万葉の花が咲くなり」 (1992)

世に万葉の花が咲くなり
サザンオールスターズ
ビクターエンタテインメント
1992-09-26


 これと「YOUNG LOVE」は結構聴いたな。一応「さくら」までは全部聴いたけどね。
サザンは独特の癖(特に歌詞)が苦手でそんなに好きなわけじゃないんだけど、大体は一枚に二曲ぐらいすごく好きな曲がある。
サザンはアルバム曲だとマニアックな作りの曲をガンガン入れてきて、懐の広さを見せつけることが常なんだけど、貧弱な僕の耳には理解できないことが多いのでありました。
このアルバムは全体的に黒っぽい印象があって、90年代初期の流行が色濃く出てるように思う。
あと小林武ね。本作はかなり小林の印象が強い。そのせいかこれまでのアルバムとは雰囲気が結構違う気がする。クオリティは高いんだろうけどね。
個人的には「ニッポンのヒール」「ポカンポカンと雨が降る」が好き。重要な曲じゃないけど。
桑田圭祐の書く歌謡曲はいいなあ。「私はピアノ」が好きなので。
すごく評価の高い「HAIR」が個人的にちょっと苦手。桑田は慕情って言葉好きだよね。

ポカンポカンと雨が降る(レイニー ナイト イン ブルー)
サザンオールスターズ
1992/09/26 ¥250

サニーデイサービス 「愛と笑いの夜」 (1997)

愛と笑いの夜
サニーデイ・サービス
ミディ
1997-01-15


 サニーデイは好きすぎて一枚挙げるのしんどいけどまあこれかな。次点で「24時」「BEST FLOWER」。
前作「東京」ではっぴいえんどフォロワー的なものは完成したので、ここからが本領だと思ってる。上京したての明るく美しい東京への憧憬録が「東京」なら、これ以降はそこに住む者たちの生活の記録のような趣がある。
言い換えれば、ここから少しずつ(6、70年代的な)新宿の街の匂いが強くなっていく。
「忘れてしまおう」「JET」「知らない街にふたりぼっち」が好き。どことなく映画っぽい印象を受ける。白っぽい画面というか。
サニーデイの曲の中で一番好きなのは「さよなら!街の恋人たち」だけどね。
「24時」は若松孝二とか大島渚っぽい雰囲気がする。

知らない街にふたりぼっち
サニーデイ・サービス
1997/01/15 ¥200

スピッツ 「ハチミツ」 (1995)

ハチミツ
スピッツ
ユニバーサルJ
2008-12-17


 ブレイクスルーのきっかけになった「ロビンソン」「涙がキラリ」収録。
ということでシングル曲目当てで手に取った人も多いと思うんですけど(私です)、アルバム曲の出来がすんごく良いのだよ。「愛のことば」「あじさい通り」が好き。
元々パンクバンドだったらしく、ガリガリした曲も音が抜けてて気持ち良い「トンガリ’95」「グラスホッパー」。
名刺代わりに出す一枚としてはこの上なく上質だと思いますです。はい。
そういえば「フォーキー」なんて言われてたな。
全然聞かなくなった言葉。

あじさい通り
スピッツ
1995/01/01 ¥250

GO!GO!7188 「鬣」 (2003)

鬣(初回)
GO!GO!7188
EMIミュージック・ジャパン
2003-02-26


 これか「569」をよく聴いたような。
よくあるタイプのガールズバンドから脱却出来たのは、GS、歌謡曲を取り入れたからで、そこからさらに躍進する契機となったのは本作で「和モノ」という武器を身につけたからだと思ってる。
和モノっていってもそこまで和楽器をフィーチャーしてるわけでもなくて、歌い方、節、音に声を乗せる段階でものすごく和に振ってる。歌メロの上下具合が和風なのかな。難しいことはわかんないですが。
で、和モノっぽいのは「うましかもの」「浮舟」ぐらいで、他はまた全然違う雰囲気を持ってる。
こういう雑多さが好きです。
ベースがブリブリとズ太くて良い。

浮舟
GO!GO!7188
2003/02/26 ¥250

ゆらゆら帝国 「ミーのカー」 (1999)

ミーのカー
ゆらゆら帝国
ミディ
1999-06-16


 名盤。何度聴いたかわからない。
轟音系ガレージロックでパンクっぽくないのが好きなら絶対聴くべき一枚。
GS的歌謡曲ライクなメロディラインとジミヘンばりにゴリゴリな楽器の組み合わせに、ガロ系の漫画にも似た雰囲気の詩世界が合わさって起きたケミストリー。
クセになりすぎる独特なアクの強いその存在感に圧倒される。
メジャー移籍後の三枚「3×3×3」「ミーのカー」「ゆらゆら帝国Ⅲ」はどれも強力すぎるんだけど、やっぱり「ミーのカー」が一番バランスよくて好き。
25分を超えるメランコリックでアンビエントなタイトル曲「ミーのカー(long ver.)」も含めて捨て曲無し。
mm25

キンモクセイ  「音楽は素晴らしいものだ」 (2002)

音楽は素晴らしいものだ
キンモクセイ
BMG JAPAN
2002-07-03



リード曲「二人のアカボシ」を聴いた時は割と好感触だったにも関わらず「またかよ」って印象が拭えなかった。
というのもこの時期、やたらと昭和歌謡っぽい雰囲気のバンドや楽曲が流行っていたからだ。
そんなもんだから、企画モノっぽいというかニセモノっぽいものという認識でこのCDを手に取ったんだけど、聴いてびっくりしたね。わかりやすい表面をなぞっているだけでは決して無い、昭和のポップスがここにあったから。
本当にあの時代の音楽が好きでやってるんだなって感じさせるような音や言葉の選び方が非常に面白かった。
毒っ気のある「密室」がお気に入り。初期の陽水みたいな曲。
全体的にギターの音が良い。古臭くて。

密室
キンモクセイ
2002/07/03 ¥250

ジャパハリネット 「現実逃走記」 (2004)

現実逃走記
ジャパハリネット
トイズファクトリー
2004-02-18


 青春パンクとか言われてた一連のメロコアバンドに辟易してた頃に大して期待もせずに手にした一枚なんだけども、これは良かったね。
「鼓動の矛先」が好き。よくわからない言語感覚で繰り出される言葉の羅列はちょっと子供っぽい印象も受けるんだけど、音に乗ると疾走感があって気持ち良いです。響きを優先しているんじゃないかと勝手に思ってる。
音も太くていい感じ。

鼓動の矛先
ジャパハリネット
2004/02/18 ¥200

桑田圭祐 「孤独の太陽」 (1994)

孤独の太陽
桑田佳祐
ビクターエンタテインメント
1994-09-23


 桑田圭祐が40歳を目前に、同年代の男たちへ向けて書いた極めて日本人的なブルーズ。だと勝手に思ってる。
全体を通して暗く泥臭い雰囲気があって、サザンとはちょっと違う。背中で語る男の哀愁的なニュアンスはなんともダンディズムを感じてしまう。
桑田圭祐が書く品のない歌詞があまり好きではないんだけど、本作の歌詞は批判的であったり内省的であったり感傷的であったりして味わい深い。桑田が自己と対峙してるような印象を受ける。本音っぽくはないけど。
「真夜中のダンディ」の「可愛い妻は/身ごもりながら/可憐な過去をきっと憂いてる」が涙腺を刺激する。
聴いたの中学の時だけどね。

真夜中のダンディー
桑田佳祐
1993/10/06 ¥250

尾崎豊 「17歳の地図」 (1984)

十七歳の地図
尾崎豊
ソニー・ミュージックレコーズ
1991-05-15


 「カラオケで尾崎を歌うやつはモテない」って聴いたから俄然歌ってやろうと思って聴いたのがきっかけ。
17歳でこれを作ったってやっぱ凄いわ。年齢的に、経験よりも想像力で生み出した比重が高いんだろうと思うんだけど、そういう設定で大人が作ったもんなんじゃないかって思えちゃう。荒削りなところもあるんだけどね。譜割りとか。
尾崎は後年自身が作り上げたキャラクターに苦しんだって話があるけど、そりゃあそうだろって思うわ。だって出来過ぎてるもんね。
でも「I Love You」や「Oh My Little Girl」の詩をノートに書いている高校生はちょっと嫌かも知れない。

僕が僕であるために
尾崎 豊
2013/09/11 ¥250

EGO WRAPPIN’ 「満ち汐のロマンス」 (2001)

満ち汐のロマンス
EGO-WRAPPIN’
ポリドール
2001-05-30


 ムーディーだけどボーカルが強すぎるのでBGMにはならない。BGMにならない音楽というのは褒め言葉。
右から左に通り過ぎてく音楽なんてつまんないでしょ。
しっかり耳に絡みついてくる。言葉が面白いので耳に残るね。「サイコアナルシス」の「俺はシラフだ/酔ってるのは路面」とか。
すごく好きなのにあまり語る言葉を持てない。ムード音楽は言葉で語るもんじゃないんだよ多分。(勉強不足なだけです)
基本的にジャズなんだけど、どことなくレッド・ツェッペリンを感じるのは俺だけなのでしょうか。

サイコアナルシス
EGO-WRAPPIN’
2008/10/15 ¥250

エレファントカシマシ 「明日に向かって走れ」 (1997)


 移籍後二枚目のアルバム。前作同様佐久間正英プロデュースのため、それ以前よりもぐっと聴きやすくなった。宮本としてはその変化をあまり良いものとは思っていなかった節があるけれど、旧来のファンでなかった自分としては大英断だったと思う。だってこっちのほうがいいもん。「ガストロンジャー」の滅茶苦茶さは好きですけど。
個人的には高校の時に学校サボってよく海見に行ってた時の電車の中を思い出します。「遠い浜辺」ね。
あと「風に吹かれて」「恋人よ」が好き。
前作に当たる「ココロに花を」とセットで聴きたい。

遠い浜辺(アルバムミックス)
エレファントカシマシ
2007/09/26 ¥250

Oi SKALL MATES 「12-Mates Skall Nighter Woo」 (2001)

12メイツ・スカル・ナイター・ウウゥ
Oi SKALL MATES
ディスク・ユニオン
2001-12-24


 日本のスカバンドってなんかピンとこなくてあまり聴かない(知らない)んだけど、これは何でか凄く良かった。どこが違うのか説明できないんだけど。
結構音が重たくて、泥臭い。歌謡曲っぽい感じが好きなんだと思う。オーセンティック。まあ速いけど。
「サマーミントブルース」が好きだ。
夏になると聴きたくなる。けっこう爽快感あります。

Summer Mint Blue
Oi-SKALL MATES
2001/12/24 ¥150

ザ50回転ズ 「50回転ズのビリビリ」 (2007)

50回転ズのビリビリ!!
ザ50回転ズ
ワーナーミュージック・ジャパン
2007-06-06


 バンド名とビジュアルからは想像できないほどゴリゴリな泥臭いロックをやってる。いや、そこがいいんだけど。普通に喋ってるとお笑い芸人のようだ。
イロモノっぽく見えるけど滅茶苦茶カッコいいんです。ライブ動画みよう。涙が出るほどカッコいいよ。関西っぽいノリも明るくて楽しい。泣き所も押さえてる。
ラモーンズリスペクトしてる人たちなのに例外的に楽器がやたら上手い(偏見です)。ギターがとにかくヤバいぐらいカッコいい。これは逸材。
で、これは2ndなんだけど最初に聴いたのがこれなんで思い入れがある。
少年の反抗心と労働者の哀愁が同居してるというかなり不可思議な一枚であります。
「日雇い節」がいいなあ。ノリが怒髪天みたいだけど。R&E(リズムアンド演歌)の精神がちらり。

放課後のロックンロール
ザ50回転ズ
2007/06/06 ¥200

Mr.children 「深海」 (1996)

深海
Mr.Children
トイズファクトリー
1996-06-24


 この頃の桜井はすごくイライラしていたように思う。現状に対する不満や怒り、言いようのない感情が漏れ出ていて、それがある種の緊張感のようなものを生み出していた。まるで90年代後半の病んだ空気と呼応するかのように。
この「深海」は退廃的でナーバスな雰囲気を纏っていて、一般的に「暗い」と言われるのだが、ガリガリしたラフなサウンドが非常に心地よく、ロックバンドであるという自負を十二分に感じることができる。楽器がボーカルの添え物になっていなく、前に出ている。
詩は特定の時代や地名を含まないものが殆どだが、どことなく無国籍な雰囲気を感じさせる(シングル曲を除く)。
個人的には「虜」の音が好きだ。
このあとミスチルは「深海」に近いテンションで作られた楽曲と、収録されなかったシングル曲とでアルバム「ボレロ」を制作し、活動休止に入る。
翌年活動を再開した時にはすっかり毒が抜けきっていて、この頃の張り詰めた緊張感は失われていた。

マシンガンをぶっ放せ
Mr.Children
2017/05/10 ¥250

the brilliant green 「the brilliant green」 (1998)

The Brilliant Green
the brilliant green
ソニー・ミュージックレコーズ
1998-09-19


 あ、洋楽っぽいって思ってた。今聴くとそうでもない。でもこれブリットポップやりたかったんだな。当時はそんなこと知らんけど。
頭の3曲がいい感じ。ギターの音が好きだ。この頃のメジャーな邦楽ってやたらとボーカルを前に出して、オケ(楽器)を後ろに置くバランスにしてあるもんだけど、これはオケが負けてない感じがする。多分そういうとこが洋楽っぽく聞こえたのでしょう。音も丸くされてないしね。
ボーカルを前に前にしたがるのは、カラオケ文化とCDの売り上げに密接な関係があるからだと思うんだけど、バンドものだったらもっと楽器の音のカッコよさを前面に出してほしいものです。
暗いってほどではないけれど、低体温で気だるそうな雰囲気が好みです。

冷たい花
ザ・ブリリアントグリーン
1998/01/01 ¥250

JUDY AND MARY 「WARP」 (2001)

WARP
JUDY AND MARY
エピックレコードジャパン
2001-02-07


 ジュディマリのラストアルバム。前作から3年ぐらい空いたにせよ、12曲中7曲がシングル(とカップリング)って結構すごい。最高のアルバムができたんで解散って言われてもちょっとね。
とは言ってもこれが一番好きです。まああまり思い入れないですけど。
「motto」のギターは一体どうなってるんだろうか。難し過ぎると思うんだけど。ベースラインだけじゃなくて、イントロからドラムの感じまでまんま「In the city」だよねこれ。まあこっちもJAMだし。
ビビッドなジャケ写が好きです。

motto
JUDY AND MARY
2001/08/21 ¥250

スキップカウズ 「バイソン(☆)」 (1997)

バイソン(☆)
SKIP COWS
ソニー・ミュージックレコーズ
1997-06-01


 メジャー1st。既にこの時点で10年選手だったということを大分後から知った。
イマヤスのラジオ番組聴いてたな。
なんかフラカンっぽいなと思ってたけど、フラカンより芸歴長いでやんの。ごめんなさい。
「赤い手」がいいね。歌詞が可愛い。
こういう悪い言い方すると「童貞臭い」って感じの世界は嫌いじゃない。甘酸っぱいというか甘じょっぱい感じね。
変にスカしてるやつより好感持てるわ。
mm37

CORNELIUS 「THE FIRST QUESTION AWARD」 (1994)

THE FIRST QUESTION AWARD
Cornelius
ポリスター
1994-02-25


 なんだか黒歴史扱いされ気味なコーネリアス名義の1stです。フリッパーズの延長線上にあって、2nd以降と比較するとえらくわかりやすく渋谷系してるので、そういう扱いになるのもしょうがない気はする。
でも個人的にはこれが一番好きです。「Fantasma」も好きだけどさ。
CDと睨めっこしないと曲名が全然わかんないんだけど、アシッドジャズ(っていうかジャミロクワイぐらいしか知らないけど)なM7とか、ボッサなM6とか好きです。
こういうゴチャゴチャしたMIXテープみたいなのが好みなんだよ。
昔Quick Japanが好きだった身としては、レコードヤクザとかウンコーネリアスのイメージがすごく強いですな。
QJはいつの間にかアイドル雑誌になった模様。昔もSKiとか載ってたけどね・・・。

太陽は僕の敵
Cornelius
2008/08/20 ¥150

クリンゴン 「Cosmos」 (2000)

Cosmos
Clingon
EMIミュージック・ジャパン
2000-10-25


 当時聴いてた爆笑問題のラジオ番組で太田光がやたら推してた「珈琲」収録。他にも「紅茶」や「恋愛パスタ」など、「喫茶ロック」ってことなのか。喫茶ロックについては次回書く。
どこか懐かしく哀愁を感じさせるメロディラインとアレンジメント。
オルガンがいい感じの「迂闊」が好き。
ここら辺のサニーデイ解散後にぽつぽつ出てきた昭和っぽい空気が広告代理店とかに見つかって数年後の昭和歌謡ブームに繋がっていったんですかね。どうですかね。

珈琲
クリンゴン
2000/10/25 ¥250

原田知世 「I could be free」 (1997)

I could be free
原田知世
フォーライフ ミュージックエンタテイメント
1997-02-21


 春になるとFMラジオで必ずかかることでおなじみの「ロマンス」が収録されている。イントロ流れると「またかよ」みたいな。好きだけどね。
スウェーディッシュ・ポップが流行った頃だからなのか、カーディガンズで有名なトーレ・ヨハンソンによるプロデュース。
原田知世の声がスウェーディッシュな雰囲気の音にカッチリとハマっててとても良質なポップスに仕上がっている。今聴いても全然色あせない一枚。
歌詞は原田自身が書いてるらしいんだけど、正直あんまり面白くはないです。まあいいけど。
4月のBGMに是非どうぞ。

ロマンス (Album Version)
原田知世
1997/02/21 ¥250

よしだたくろう 「Live’73」 (1973)

LIVE’73
よしだたくろう
Sony Music Direct
2006-04-05


 これは滅茶苦茶かっこいいので絶対聴くべき。吉田拓郎=フォークって印象だけで聴くとがらりと認識が変わる。
ブラスロックにアレンジされた楽曲と、ロックボーカリストとして脂の乗りまくってる拓郎のかけあいが物凄いエネルギーを生んでる。
日本語がロックに乗るとか乗らないとかそういった議論がホントにあったのかよってぐらい完璧にロックじゃないか。「ユダー!」って叫んだやつがいてもおかしくないぐらいに。
「マークⅡ’73」「君が好き」「こうき心’73」が特に好きだ。ギターがカッコいいから。
邦楽史上初の本格的なライブアルバムらしい。
オススメ。

マークII’73 (Live)
よしだたくろう
2013/02/20 ¥250

椎名林檎 「無罪モラトリアム」 (1999)

無罪モラトリアム
椎名林檎
EMI Records Japan
1999-02-24


 教祖誕生。まだあざとくなり過ぎない頃の椎名林檎。個人的にはこのぐらいが丁度いいんだけどな。
当時まだ19歳だった彼女が、地元福岡時代から書きためていた曲を放出した一枚。つまりは10代の集大成と言えるもの。既に完成されていて早熟すぎるその才能を堪能できる。
全曲生音であり、ヒステリックに響くギターが開放的である。特に前半4曲のたたみ掛ける感じがたまらない。
詩も日常と地続きになっているような感覚がまだあって、言葉の節々から10代少女の生活が滲み出ていると感じる。
尾崎の1stなんかと比べると、いかに夢のない時代を生きているかと実感出来るよなあ。

ここでキスして。
椎名林檎
2006/02/01 ¥250

ガガガSP 「ガガガSP登場」 (2001)

ガガガSP登場
ガガガSP
インディペンデントレーベル
2001-01-25


 初見のインパクトは大。大体みんな口を揃えて「ブルーハーツの音で吉田拓郎をやってる」って言ってたな。両方とも好きだったので自然の流れでよく聴いてはいた。
飛び道具的には面白いんだけど、これ聴いたのが2ndが出た後だったこともあって、その頃は青春パンクの類のメロコアブームにうんざりしてきた時期の為にあまり聴きこまず。
ファッションで「自衛隊に入ろう」をカバー(歌詞変えてる)したり、尾崎豊LOVEを逆張りで表現したりするのが今聴くと結構キツい。
当時は「反戦フォークをカバーしてる!」ってだけで喜んでたわけだけど。
「明日からではなく」はすげえ好き。

明日からではなく
ガガガSP
2001/01/25 ¥200

LUNA SEA 「SINGLES」 (1997)

SINGLES
LUNA SEA
MCAビクター
1997-12-17


 一年間の活動休止期間中に出たシングルベスト。数年後に出るベストアルバム「period」が再録&「desire」抜きなのを考えると、これ一枚持ってればいいんじゃないかって気になる。活動再開後の曲は嫌いじゃないけど毛色が違うしね。
ビジュアル系バンド然としていた頃の代表曲が目白押しです。
やっぱり「ROSIER」が好きです。MV込みでね。ルナシーは82年生まれだと絶妙に世代がズレているのです。
活動休止中のソロ活動で川村隆一はやたらとネバネバした歌い方をしていたけど、ルナシー再開後もその歌い方が治らず、この頃のギラギラした感じが失われてしまって残念でしたね。

Rosier
LUNA SEA
2006/10/25 ¥250

ザ・シロップ 「ザ・シロップの世界」 (2001)

ザ・シロップ
インディーズ・メーカー
2001-07-05


 なんでこれをジャケ買いしたのかよく覚えてないんだけど、結果的に大成功だった一枚。
以前の記事でだらだら書いたんで細かいこと言わないけど、もうね、大好きすぎるんだよこれ。
GS調ではなくモロGSなファズギター。上手くはないけど甘ったるい声がドンピシャなボーカル。
ルパンかよ!って感じの山下毅雄リスペクトが全編にわたって炸裂していてカルチャーショックを受けた。
こんな俺好みの音があるなんて。(自意識過剰)
夏になると聴きたくなるんだよね。
ちなみに一緒に買った「ゴーグルエース」ってバンドは俺的にはハズレでした。ゲバゲバ。

リズム・アンド・ブルースをうたうように
ザ・シロップ
2000/12/27 ¥150

くるり 「図鑑」 (2000)

図鑑
くるり
ビクターエンタテインメント
2000-01-21


 「ほんとにすごいぞ、くるり」のコピーが印象的な2ndアルバム。
当時生音至上主義だった自分は、ギターポップ曲「マーチ」「青い空」以外の良さが全然わからなかった。
「宿はなし」は良かったけど。なので何が「すごい」のかさっぱり理解出来なかったのである。
後に、その「すごさ」はジャンルレスに何でも手にできる幅の広さや、音楽理論的に見た常識から外れた構成の楽曲をさしてのことだったと知ったのだが、正直今でもよくわからないというのが本音です。
ただ「心地の良い音」という短絡的な視点では、十二分にその良さがわかるつもり。
今となっては生活感のある「街」が一番好きかも知れない。

青い空
くるり
2005/12/21 ¥250

KING BROTHERS 赤盤 (2000)

KING BROTHERS/赤盤
KING BROTHERS
UK.PROJECT
2000-04-10


 ベースレス3ピースって聞いて「ベースがいないと話にならないだろ」って思ってた。
聴いてみると「ああ理屈じゃないんだなあ」と思った次第。
最悪兄弟の名に恥じない最悪っぷりが爆発。
「バルブ」「虹」「星」は無くしてしまったので唯一手元にあるこれを推しておく。聴きなおせなかったので。
「6×3」以降は聴いたことないです。このアルバムはオルガン入ってんだよね。オルガン大好きだわ。
好きな曲は、何言ってんのか全然わかんないけど勢いだけはやたらとある、マーヤの統合失調症のようなスクリームが最高にイカす「ムシャクシャ」。なんつってもこれが最高です。
俺の声を盗聴してるだろとか盗聴器のスイッチを切り忘れて困っただろとか謝れ謝ったふりすんなとか、かなりキテるフレーズてんこもり。
「世間のクソ親 子供の首かせをはずせ 俺は犬や猫じゃねえ」
お大事に・・・。
mm47

19 「無限大」 (2000)

無限大
19
ビクターエンタテインメント
2000-07-26


 ネオフォークなんて呼ばれてた路上弾き語りブームの渦中にいたはずなのに、2ndにして既にフォークでもなんでもないという潔さ(?)。
作詞してたイラストレーターの326が抜けたことによって方向性が変わり、言葉に重きをおいたフォークのスタイルが崩れたからなのかな。単に飽きただけかもしれない。
ついでに言うと326が抜けたのは本人の意思でも残った二人の意思でも無く、事務所の要請だそうです。
あっけなくプラグ・インされてしまったと思ったら、ストリングスだったりノイズエフェクトだったりなんでもありになっていて、これはこれでいい。
「すべてへ」「キネマ」「陸王」あたりが好きです。
1stは今聴くと結構こっ恥ずかしかったりするんだけど、こっちはまだギリで聴けます。

キネマ
19
2002/04/27 ¥250

ゆず 「ゆず一家」 (1998)

ゆず一家
ゆず
SENHA&Co.
1998-07-23


 んで、こっちがネオフォークの核ですね。正当なフォークのスタイルではある。
ネオアコ~渋谷系の流れを汲まない、捻くれのないシンプルなスタイルが新鮮に映ったんだろう。
品行方正人畜無害な雰囲気が受けたのかのかもしれない。ガチガチな打ち込み系だった小室系への反動という見方も出来なくないと思う。
対象年齢層が低く設定されている関係から、ちょっとしたアイドルっぽい印象も受ける。女子中学生が好きそう。
男子高校生だった僕は好きでしたけどね。
夕立の後の匂いが立ち込める「夏色」や、視界に海が広がるような「境界線」など良曲多し。
たまに引っ張り出して聴くと「あの夏」に戻れそうな気がする。
思い出のある夏なんてないけど。

境界線
ゆず
1998/07/23 ¥250

スクービードゥー 「Beach Party」 (2001)

Beach Party
スクービードゥー
UK.PROJECT
2001-09-07



ジャケ買いした「No.3」と「夕焼けのメロディー」がすごく良かったのでその勢いで買った一枚。
正直最初はあまりピンと来なかったんだよね。そんなにキャッチーじゃないし。でも聴いてるうちにどんどん好きになってた。
今の時分、R&Bって言うとアレとかコレとか「そんなんR&Bじゃねえよ」っていうものばっかなんだけど(そもそもジャンルが違う)、これはちゃんと正当に和製R&Bしてます。そう、和田アキコ的なね。
モッズが演ってたR&Bというかそういうニセモノっぽさが魅力なんだと思う。ブルー・アイドっていうの?彼らの眼の色は黒ですけど。
夕陽が似合うような気がするのはジャケがオレンジだからかな。単純な俺。
「勝手にしやがれ」「アフィルグ」「COM’ON SUNSET BACK」が好き。アフィルグがI Feel Goodの意味だって気付くまで結構時間かかった。俺英語わがんねえしよ。

アフィルグ
スクービードゥー
2006/09/13 ¥250

ここまでで50枚。折り返し地点。
全然CDレビューになってないと思う。いいんだよ。
ではまだ今度。

続き→【90年代】邦楽アルバム私的名盤100枚レビュー【00年代】 中編

戯れに新企画→

-オンガク
-,

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