クソゲー。クソの様なゲーム。つまりは面白くない全く遊べないソフトに与えられる敬称である。
ファミコンの場合、それ以前のハードと比べるとソフトの品質管理がある程度出来ていたので、そこまで極端に酷いものは存在しない。
アメリカではアタリ社がソフトの品質を管理をしていなかったためにゲームとして成立していないような製品が多量に出回り、結果市場を破壊してしまったという歴史がある。(俗に言うアタリショック)
このため、任天堂はソフト内容をチェックしたりメーカーごとに年間リリース数を絞ったり高いロイヤリティを要求したりしたため、粗製乱造は回避され一定の品質は保つことが出来た。
それでも出来の悪いものは存在する。
ゲームとして成立していれば販売出来るというだけで、主観的な評価に基づく「面白くない」というものはその基準に含まれないからだ。
クソゲー呼ばわりされるソフトにはいくつかの傾向があり、同じものでも発売のタイミングによってはそう呼ばれることのなかったものも存在するだろう。
適当に分類してみると
・期待裏切り型
発売までの期待が高すぎたために、実物の不出来さにがっかりしてこう呼ばれるパターン。続編でシステムが変わってしまったものに多い。後年再評価されたりする。
・バカゲー型
バカっぽいデザインや製作背景を理由にクソ扱いされるもの。実際は結構遊べるものが多かったりする。ある意味で勲章。
・高難易度型
とにかく難易度が高く、プレイを楽しめるまでに至らないもの。そもそもゲームバランスが狂っているものと、調整の果てに難易度が上がったものに二分される。後者は一部の好事家に愛されたりする。
・やっつけ型
とにかく製作側のやっつけ感が画面から溢れ出しているもの。開発を外注化する傾向のある版権物に多い。中には開発環境の劣悪さに対する愚痴や卑猥なメッセージをプログラム中に隠すこともある。舐めることは出来ましたか?
・時代錯誤型
時代を逆行したように古いシステムやショボい絵面など、見た目からして期待できないもの。開発力の低い弱小メーカー製品や、参入敷居の下がったファミコン後期に散見する。実は面白いというのもある。はず。
大抵は複合的な理由によってクソゲーと呼ばれるわけです。
ということでファミコンクソゲーソフトを紹介したいと思う。今回前置き長いな。
では本題。
あの「生福」プロデュースの問題作!
誰だよ。知らねえよ。
もう画面からしてつまらなそうだよこれ。何を目指して作ったのかよくわからない。フォントが凝ってるあたりイラつく。
ランダムに色の変わる床の上を、危険地帯を避けて進むSTG。飛んでんじゃねえのかよ。
グラフィックは全体的に悪くない。顔グラとか必要性を感じないが。一応RPG要素がウリらしいのだけど・・・。
床をハンマーで叩いてアイテムやワープポイントを出そう。ワープ先には意味のわからない助言や、長くてダルいミニゲームが待っているぞ!
おそらくは作りたかったものと出来あがったものの差が開いてしまったものの一つだろうと思う。縦型ファンタジーゾーン+αみたいなことやりたかったのかな。ゲームとは総合的なものだと改めて思わされる一作。
1991年、男たちは世界最速を目指す
レアソフトらしい。私は20年前に実家そばのあさひ電気で100円で手に入れましたが。
発売された91年の夏はF1ブームの真っただ中だったと思う。F1を模したミニ四駆「ミニF」なんかで遊んでたな。
で、このソフト。これが91年なのかよ・・・。前年にはすでにF-ZEROが出ているわけなのだが。
アタリ製なので、ちょっと古いソフトの移植なのかなと思ったら元は86年に出たアーケード版らしい。ですよね。悪いのはゲームではなく企画である。でもこの時期にこのパケ絵だと買っちゃう人もいるじゃないか。
これを91年に6000円で売ろうとするのは十分酷いんですけど、100円で買った身としては実はそんなに悪い印象無かったりする。
シンプルすぎる画面に癖のある操作法。文句言いながらも遊んでると結構楽しいでやんの。
すぐ飽きるけど。
「クシャミ1つしてみろ。公務執行妨害でパクるぞ!」
当時人気絶頂だった刑事ドラマの劇場版三作目をゲーム化した作品。
やる気が全く感じられない作り。版権物横スクロールアクションは酷いの多いけどこれは特に稚拙。こんなもんでいいだろという製作側の本作に対する態度が透けて見える。
単調すぎるゲーム性。しゃがみ撃ちしてればまず負けない。ボーナス面があるなどそれなりに体裁は整えられている。つまんないけど。
デモ画面である程度映画の内容をなぞってるのはわかるのだが、そんなことどうでもよくなるぐらい本編が単調。
短い間隔で延々ループする音楽もイライラを倍増させる。ステージごとに音楽が違えばまた印象も多少は良かったかもしれない。
これも5年ぐらい時代を逆行してると言える。
東映ってクソゲー率100%なんじゃないのか。
このシビアさこそが正統派ヒロイックファンタジー 多分
美しいグラフィックになめらかな動き。妖しい雰囲気を醸し出す音楽など一見すると良作アクションゲームではないかと思える。
実際触ってみるとその操作性と難易度に絶望する。なんだこれは・・・。
スタート地点は城門をくぐるところから始まるが、初見だとまずここを超えることが出来ない。なめらかな動きを見せるための弊害で異常にもっさりした操作感。そのうえ超シビアな操作を要求される場面が多く、対処が追いつかないのである。
おそらくこの感じは動画を見ただけでは伝わらないので、機会があれば是非プレイしてストレス耐性を鍛えてもらいたいと思う。
俺は二度とやりたくないです。
動画で初めてエンディング見たけど、こんなに短いゲームだったんだね。
ファンシーでドラッギーなおにゃんこTOWNで遊びましょ!
軽はずみに何でもかんでもクソゲーというのは良くない。と、いかにも当時のガキがパケ絵の雰囲気だけでなんとなく面白いもんだと思ってプレイしていたであろうこのソフトを指して思うわけだ。
ファミコンに初めて触れた時は画面の中のキャラクターが手元の操作と連動しているというだけで衝撃的であったし、面白く感じたものです。
まあ、そんなことはどうでもよくて、完全に子供だましな本作ですが。それなりにゲームっぽい感じがするのでいいんじゃないでしょうか(投げやり)。近所の女の子の家にあったな。
とにかく音楽がイライラする記憶しかない。こういうミニマルなループ音が苦手だ。電子ドラッグのようです。
どうでもいいけど「おにゃんこ」って単語はあれと関係無いのか。ポニーキャニオン→フジテレビ→・・・。
「おにゃんこ」って響き自体なんだか卑猥な想像をさせるし、それを狙っている気がして好きではないのだがね。
クソゲー度は低い。
ながいたびが はじまってしまった。
とりあえずこれは外せないので入れておきますね。
ただこれは当時遊んだものではないし、クソゲーとして知ったソフトなので思い入れは全然無い。
あの有名な「プログラマのありがたいお言葉」ネタで随分有名になったんだと思う。自分もそれきっかけだし。舐めることはできましたか?
出来は酷い。未完成品じゃないのかなこれ。
任天堂チェックなるものが本当に存在したのか疑問が湧く一作。
元祖・・・?
お願いだから南を甲子園に連れてって!
青春漫画の名作、あだち充の「タッチ」がファミコンソフト化したぞ!甲子園?何それ。
これは擁護のしようが無い。どういう頭でいたらこういったゲームデザインになるのか。元々あった別の企画をこれに回したんだろうか。真相は闇の中である。
延々と変わり映えのしないステージをうろうろし、よくわからないデザインの敵を殴り殺して進む展開はまるで悪夢のようだ。
原作を知らなくてもすんなりとゲームの世界に浸れるのが唯一の利点だろうか。何言ってんだ。
裏技パスワードの文言も最低に品の無い言葉の羅列であり嫌悪感しかない。中学生とか喜びそうだけどな。
南の謎の三角形にタッチする?けしからんな!
こんなもんですかね。他にもありそうだけど。