ゲーム

心のゲーム(ゲームボーイ編)

投稿日:2016年2月23日 更新日:

zxcvbn

なんとなく、名作だとかクソゲーだとかそんなんじゃなく、純粋に思い入れのあるソフトを紹介したいと思ったから2月23日は心のゲーム記念日。
(語呂が悪い)

ということで今回はゲームボーイのソフトに限定して、個人的に思い入れのあるものをいくつか紹介したい。
メジャーだったりマイナーだったり名作だったりクソだったりします。

ロックマンワールド2

GB版ロックマンの第二弾。難易度の高さがウリであるロックマンシリーズの中で、その名を汚すとまで言われるワールド2。要はすごく簡単なんだよね。
ワールド1とは違う外注先のため、1はもとよりシリーズの他作品と比べてまるでテイストが異なる。ロックマンの生みの親である稲船氏曰く「ロックマンをわかってない会社だった」とのこと。

だけどこれを一番遊んだと思う。当時僕はワールド1~3まで持ってたんだけど、2の簡単でスイスイ進む手軽さが好きだったのだ。1も3も相当難易度高いからね。
ちょっとイカレたBGMも味があって好きだった。バスターの当たる感触がサクサクしてて好き。
ロックマンとしてはダメかもしれないけど、横スクロールアクションとしては悪くない出来。
何よりゲーム下手な僕でも「ロックマンをクリアしたぜ!」っていう達成感を与えてくれたソフトだから悪く言う気は起きないのだ。


カエルの為に鐘は鳴る


安心の任天堂製。当時任天堂作品にハズレなんて一本も無いって本気で思ってた。実際これ良作です。結構メジャーかもしれない。
ゼルダっぽいテイストのARPG。ただし戦闘はほぼオートで、ステータスや装備が決まった水準を上回っていないとそのエリアのボスには絶対勝てない仕様。だから取り忘れたアイテム等があると先には進めない。
基本的にはトップビューなんだけど、ダンジョン等では横スクロールの場面もある。アクションゲーム的な素養はほとんどいらないけどね。
中盤からアイテムによって主人公がカエルやヘビに変身出来るようになり、場面に応じた状態でなければ進めなくなる。
ルートが完全な一本道なのでRPGというよりは択一式のADVをトップビュー仕様にしたものと言った方が正しいのかな。
ところどころにギャグが織り交ぜてあってこれが何とも楽しい。
東京コミックショーなんてわかる小学生いねえよ…。

結構序盤の「ノコギリを使用したまま戦闘する」(通常はアイテムを使用したまま戦闘はしない)というところで詰まってしまい二週間ぐらいあてどもなくウロウロしていた記憶。それ以降は大体サクサク進んだような。

ナンテンドウとかゴールドラッシュの街とか雪国とかなんだかワクワクしたね。


カーブノア


これ結構マイナーじゃないかな。
いわゆるローグライクゲームというやつですな。簡単に言うと不思議のダンジョンシリーズみたいな感じ。1行動1ターンでダンジョン内を進んでいき目的を達成するやつね。
ダンジョンが4つあってそれぞれにクリア条件が異なる。ちょっと覚えてないけど。

当時から、ゲームとしては面白いのに全体的にデザインがダサいと思っていた。あんまりセンスよくないなって。
見た目がダメだったから余計面白く感じたのかもしれないけど。ダサいくせに面白いじゃん、て。

トルネコの大冒険に触れた時「カーブノアじゃん」って思ってたな。ローグなんて当然知らないから。

これを買った時の記憶が全然無い。自分では買ってないような気がする。誰かに貰ったのか、はたまた借りて返していないだけなのか・・・うぅ、頭が。

カーブノア
コナミ
1991-04-19


ポケットモンスター緑


今更何を語るというのかね。説明不要のポケモンでございます。ゲーム内容については割愛。
買ったのは中一の終わり頃だったかな。そろそろゲームボーイやらなくなる頃だな。

当時バリバリの任天堂信者でマザー2狂信者だった僕は、任天堂製のRPGが出るというだけでワクワクが止まらかったのだ。サテラビューのマップ画面がマザーっぽいからって理由でサテラビュー買いそうになってたし。買わなかったけど。
そんなんだから当然バッチリ予約して買うわけです。近所の東急ストア二階のゲームショップで。
そんで冬期講習で受けた模試の結果を貰った足で買いに行った。予約した事を店員に告げるとスッと目の前の棚から出してくれた。発売日なのにだだ余りだった。今思えば当たり前だが。
この日の二ヶ月前、この場所はドラクエ6を求めた客でちょっとしたパニックになっており(並んで買った)、それを思い出すと何とも寂しい発売日であった。
僕の他には客が一人もいなかった。

周りに持っているやつもいなく、一人で黙々とポケモンを育てた。
初夏の頃には飽きてしまっていた。そして7月頃、不良になり始めていた小学校時代の友人Tに盗まれた。
そのあたりで「今子供たちの間でポケモンが大流行!」みたいな夕方のニュースが流れてた。
もうどうでもよかった。

その後三回買って三回売るのだが長くなるので割愛。


テトリス


これも内容を語る必要が無いものです。
テレビゲームに対してあまり理解のない父が、唯一遊んだソフトとして思い出深い。僕や弟に先駆けてAモードで10万点ロケットを出してくれた。
今思えば10万点ってそんなに凄くはないんだけど、あの時は確かに父を尊敬したと思う。今では10年のうちに数時間程度しか顔を合わせていませんが。親不孝のクソ息子である。

小児喘息だった僕は、喘息の発作が出て苦しい時、よく頭の中でテトリスの映像が流れていた。
呼吸がままならなくてゼェゼェしているカラダに対して、グルグル回る頭。落ちてくるブロックが全てピッタリとハマってどんどん消えていく。
酸素の供給量が減った脳が見せた幻覚だったのだろうか。
弟に聞いたら彼も同じ現象が起こっていたらしい。
これがゲーム脳である。

テトリス
任天堂
1989-06-14


SaGa2 秘宝伝説


これまたドメジャーな名作RPGでございます。
1も思い入れが深いんだけど、クリアできなかったのでこっちで。
当時ファミコンを持っていなく、所有ゲーム機はゲームボーイだけだった僕にとってSaGa2は何よりも名作であると信じて疑わなかった。
ドラクエやFFといったメジャーRPGに対して歪んだ感情を持っていた当時の僕は、こっちの方が凄いのだと自分に言い聞かせていたと思う。マイナーな方に寄っていく体質はここら辺で培われたんだろうね。ボンボン派だったし。
後にドラクエもFFも全部プレイしちゃうんだけどね。

1に比べて随分とっつきやすくなった印象だった。1は開始早々知らない場所に投げ出されるし、セリフが簡素過ぎてなんだか殺伐としているし、自由にパーティ組めそうな雰囲気を持ちながらも4人いないとイベントが進まなかったりで、その辺りが今一歩ノリきれなかったように思う。
ただ2は違った。冒頭から物語に入りやすいイベントシーンがあり、ところどころで仲間との出会いや別れがあり、扉を開けるごとに様々な世界が目の前に広がった。
本当に広い世界を冒険している気分になった。

中でも仲間キャラのメカがお気に入りだった。メカは人間やエスパーと異なり戦闘による経験でステータスが上昇しない。代わりに装備を刷新することで強くなっていくシステムだ。
本作は武器や防具に使用回数があり、残数が0になると買い替えなくてはならない。ただしメカの場合は特殊で、メカが装備した武器は使用回数が半減する代わりに宿屋での回復が可能となるのだ。
3回しか使えない「波動砲」という強力な武器をメカに装備させた。
奇数の場合少数以下は切り捨てになるので使用回数は1回のみとなってしまうのだが、これが何だがロマンを感じて良いのだ。
たった一発しか撃てない強力な武器。宿に泊まれば回復出来るのだが、戦闘中は一度しか使えない。
「ここぞ」という時にこれを使おうと考えていた。
ゲームの効率的なプレイを考えれば良い策ではないのかもしれないけれど、当時の僕はこういう「脳内で補完する作業」に随分と酔っていたものです。

だから未だに昔のゲームが好きなんだな。

サ・ガ2 秘宝伝説
スクウェア
1990-12-14


とまあ今回はこんなところで。
ではまた。

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