タワゴト

アイドルオタクの境界線

投稿日:2015年8月26日 更新日:

先日、最近ハマり気味のアイドル「ミルクス」のライブに行ってきました。その日はメンバーの斉藤梨々子生誕祭ということで大いに盛り上がり、とても幸せな時間を過ごせたと思っとります。今年の夏はイベント多かったから楽しかったな。
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気付けば何の抵抗も無くアイドルのライブに行ける様になっています。世間的に見れば立派なアイドルオタク、いわゆる「ドルオタ」というやつなんだろうなと思うのですが、自分の中ではどうにも上手く処理しきれていない部分があるのも確かなのです。その辺についてちょっと語りたい。


アイドルなんてクソだ

以前の僕はアイドルが大嫌いでした。大嫌いというよりは無関心かな。自分の視界の中には存在してなかった。

もそもアイドルとして活動している10代の女の子なんて、「自分大好き」「自分可愛い」という自己顕示欲の塊だろうと。そうでもなければ敢えて人前で歌っ
たり踊ったり可愛こぶったりしないって思ってたわけ。例えば自分が中学生や高校生で、同じクラスにアイドルやってる子がいたとしたら、その子は多分チャラ
チャラした非優等生だろうなと。交友関係も遊んでるタイプの人種に囲まれていて、スクールカーストの上位にいない自分とはまったく接点が無かっただろうな
と。ここら辺はコンプレックスの表れなんだけども。

そもそも「見た目が可愛い子の8割は中身がクソ」みたいな感覚で生きていたので、どうしても惹かれない。女性芸能人に興味を持てない。
じゃあ見た目度外視でなにか魅力を感じるとこがあるかなと思うも、一応音楽に携わる活動しているくせに曲もかけなければ楽器も弾けない、歌もそんなに上手くないってとこが気に食わなかったわけ。この辺りを掘り下げるとアイドルの定義の話になっちゃうから割愛。

「芸能人なんて大元は河原乞食なんだよ」って幼少期に親から言われたのが効いてるのかもしれない。子供にそんなこと言うなよな。

とにかく「持って生まれた容姿の良さで調子こいてるガキども」って印象が抜けなかった。それを操ってるオトナもなんだか胡散臭くてムカつくし、全く抵抗なく騙されにいってるファンの心理も理解できなかった。

でもこういう考え持ってる人って少なくないと思うんだよね。
今でも世の中の人の大半はこういう考えなんじゃないかなって思ってる。自分はちょっと極端な気もするけど。

全力少女たちを見て

そんな僕がアイドルに興味を持ったきっかけは多くの例にもれず「ももいろクローバーZ」です。
テレビを見ない生活を続けると情報のソースがネットだけになる。あとは職場でかかってるFMラジオ。ネットもニュースサイトを観る習慣が無いので、自分の興味のあること以外何も情報が入ってこないという生活がもう10年以上続いている。
そんなんだから、ももクロの存在も紅白初出場までの勢いも国立での達成感も何も知らなかった。知ってても「ふーん」で終わったんだろうけど。


けど偶然観た2013年サマーソニックの動画で一発でやられた。すげぇカッコいいって。可愛いとか歌上手いとかそんなん全然関係ないじゃん。汗ダラダラか
いて化粧とか落ちちゃってんのに動きまくってて、それでも笑ってるって何なんだこいつらって。初めて甲本ヒロト観たときみたいな感覚に襲われた。理屈じゃ
ないんだよね。粗なんて探せばいくらでも出てくるんだけど、好きか嫌いの二択でいいじゃん。とりあえずこれは好き。ってなった。好きになると可愛く見える
の法則が発動し、今ではみんな容姿も含めて大好きです。ももクロの良さはライブのパフォーマンスだけじゃないけどね。

その後色々と調べ出
したんだけど、結局ももクロ以外のグループにはそんなに惹かれなかった。それでも、誰だって一生懸命やってんだなという程度にはアイドルに対する偏見が薄
くなったわけです。その時は僕もすでに30を超えていたので以前とはまた感覚が違っていたのかもしれないけどね。

ももクロのDVDを買い込んで観てるうちにライブに行きたくなってくる。地方在住で遠征するほどの熱意(と資金)が無かった僕は映画館でのライブビューイングしか選択肢がなかった。
そこでスクリーン越しではあるけど、初めてリアルタイムのアイドルを観たんだ。そこでまた一つ問題が出る。

ノレない自分

ファンとの空気の違い。
自分はド新規なので常連のファンとはいろんな面で差が出るのはわかってたんだけどね。スクリーンに向かって名前叫んだり(曲間コールではなく)、通路で踊ってるのを見て引いてしまったわけです。あ、なんか違うって。コールとかは好きなんだけどな。歌に被せない限りはね。
当時既にももクロはかなり大きい存在だったから、ライト層も相当数いたんだろうけども、全体的に漂うファンのノリがなんだか受け付けない。何でも好意的に受け止める姿勢も含めて。

もそういう人たちが作ってきたものだって事も分かってるつもりだし、そういう世界なんだということを許容しなければいけない。しなければいけない?何で
だ?好きか嫌いで言えば嫌いだ。嫌いなものを受け入れる必要はないと思った。批判するのはお門違いだというぐらいの良識はあるつもりだけど。

要は、ももクロは好き、そのファンのノリは嫌い。ということになる。

うにもこういうスタンスはマイノリティというか、封殺される傾向にあるようで、アンチとして扱われることが多いみたいだ。自分たちが造り上げてきた文化に
後から乗っかってきてグダグダ文句抜かすやつは確かに不必要な存在だろうなとは思う。だから批判的な事を書く気はないし、自分には合わないってだけの話。
こうなると結局家で円盤観てるのが一番楽しいんだよねというところに落ち着くわけです。

距離感

今はミルクスのライブに出来る限り参加してる。大体平日にイベント行われることが常なのでなかなか行けないんだけれども。
やっぱりライブ行くと相変わらずアイドルファンのノリというのに違和感を覚えるわけだけど、それ以上に楽しさが勝ってるので通う気になる。多分生だからだろうな。テレビ越しに知っても好きになったかどうかはわからない。
グッズ欲や接触欲は全くないので曲終わったらすぐ帰っちゃうけどね。行列に並ぶの嫌いだしね。
これぐらいの距離が自分には丁度良い。

ミルクスのファンはももクロから流れてきた人が相当いるような印象を受ける。あくまで私見ですけど。
ももクロが大きくなりすぎて心が離れがちな時に、地元札幌で本当に「今会えるアイドル」に触れたら転んでしまうのは目に見えてる。どことなくスタダ系の流れを組んでいる気もするし。
これから大きくなりそうな気配は、波に乗り遅れた人間にとって「今度こそは」という気持ちにさせるのかもしれない。少なくても自分はそうだから。
もちろんミルクス自体の魅力が大きいのは言わずもがなですけどね。


当に濃いアイドルオタクの人たちから見れば、僕みたいな存在はオタクでも何でもないニワカ一般人だろうし、反対に世間一般の感覚からすればただのアイドル
オタク野郎なんだと思う。カテゴライズなんて無意味だろうけど、帰属意識というのはある程度必要なわけで、自分に似たスタンスの人ってそんなに少数なのか
なってことが多少なりとも気になったのでこれを書いた次第です。まわりにはアイドルに関心ある人が皆無なので。

楽しみ方なんて人それぞれだと思うんだよ。他人に迷惑かけないことが前提でね。
だから僕は自分なりの楽しみ方をもう少し模索していきたいと思っております。

ではまた。

 

-タワゴト

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