ああ~、うさくんの描く女の子は可愛いなあ。
絵柄はもちろん中身がね。
僕が数少なく新刊を追っかけてる漫画のひとつに「マコちゃん絵日記」があります。
あとは「リアル」とか「ハイスコアガール」ぐらいですかね。っつーか、いつ連載再開されんだハイスコア。再開告知から半年立つぞ。ぶつぶつ…。
基本的に完結した作品を一気に読むのが好きというか、待つのが嫌いなので連載追っかけるとかあんまりしないんだけどね。
だから新しめな作品に疎いわけですが。
チャンピオンは買ってるけど。
マコちゃん絵日記は掲載誌を立ち読みしたり購読する勇気が無いので(お察しください)その分単行本が楽しみなわけです。
ということで今回はうさくん作品の中でもお気に入りな「うねちゃこ!ときめき家庭科部」について語るぞ。
単行本全一巻
週刊ヤングジャンプの増刊扱いだった「アオハル」とそのweb版「アオハルオンライン」にてH23年~25年まで掲載。
あらすじ
西芳(さいほう)中学校の家庭科部に所属するうねちゃん(福畑うね)とちゃこっぺ(増戸千弥子)を中心としたちょい下ネタありコメディ。
途中からちゃこに騙されて入部する唯一の男子部員・拓郎くんを加えて、だらだらとゆるい感じで部の活動にいそしむ。
100%いつものうさくんなんだけども、キャラが女子中学生なので「マコ」よりは下ネタが強い感じ。
ちゃこっぺの作るぬいぐるみ作品のテーマが「性」だし。うねちゃんはムッツリ気味だし。そのくせお父さんと風呂入ってるし。
これぐらいの下ネタ濃度が自分的にはちょうどいい塩梅。
途中参加の拓郎くんはあんまりカッコ良くないからって理由でうねちゃこの二人が結構ドライでいい感じ。
他の部員には相当意識されてるけどね。変にハーレムものっぽくならなくていいよね。
って、拓郎くん可愛いよね。「ルナティック・ラビンドル改」を素直な心で作るとことかね。
掲載誌の違いなのか「4コマモード」と枠線手書きの「てきとうゆったりモード」が交互に収録されてる。「ゆったり」の方はシュールな空気が強い。あんま変わらんけど。無表情気味だからかな。
「ゆったり」のうねちゃんはちょっと毒々しいです。
連作4コマなんだけど、ちゃんと4コマ目で落ちてて、一時期異常に流行った4コマ形式で描いてあるだけの日常系クソ漫画とは全然違う。
逆に「マコ」みたいなページ形式のものが、4コマの連続で成り立ってるんだなと改めて思わされるわけです。ボケて落とすを数コマごとにやってるって意味ね。ギャグ漫画の基本。
うさくんはセリフ回しが面白いんだよね。
「〇〇するなや!」みたいな語尾の「や!」が好きです。
マコとサキがケンカしてる時によく出てくるやつ。
ちゃこっぺいいね。
聖羅、タレ美系のグルグル目。お父さんのチンコケース作るなんて親孝行だなあ(棒)
お父さんと仲の良いうねちゃんが可愛すぎて困る。困らない。
「マコ」みたいにどんどんキャラが増えて世界が広がっていく楽しさも好きなんだけど、反対にうねちゃこみたいなクローズドな世界でわいわいやってるのも良いですね。中学の部活特有の聖域感みたいなものを感じる。大げさかな。
連載期間が結構長めなので絵のタッチが最初と最後でちょっと変わってんだよね。個人的には最初の方の繊細なタッチが好きです。眼の描き方見るとわかりやすい。
うさくん付けペンやめちゃったのかな。最近は線が太め。
全一巻とコンパクトなので手にとってみてはいかがでしょうか。
いつのまにか売れっ子作家になられたうさくんですけど、いつまでもこの空気感を壊さずに作品を生み出してほしいと思っております。
うねちゃこの続きが読みたい…。
ではまた。