ゆいかは家路を辿る道すがら、内気な自分を変えてもらえるならケベスに会ってみたいと思うも、自分にはその資格がないと諦めていた。
家に着くと
ケベスが居た。
なぜならゆいかは自覚のないドスケベだからだ!
ゆいかのスケベ心の化身(サービス妖精)、ベスケ・デス・ケベス。
ケベスはあの手この手でゆいかにスケベなもの(男性の裸体や股間)を見せようと画策する。
そんな嫌がらせ(役得)の毎日に辟易したある日、ゆいかに前に「ケベスホルダー」を名乗る少女座光寺かえでが現れた。
かえでは他にケベスを持つ少女たちと「ケベスクラブ」なる部を結成していたのだ。
彼女曰く、ケベスとは世を動かすものであり、ケベスを意のままの操れるようになった女子は歴史に名を残す女傑となるのだ。
(例:クレオパトラ、北条政子、ジャンヌダルク、卑弥呼、山田邦子など)
このケベスラッシュ時代を制し、次世代の女帝として君臨するのは誰か?
ベス・ゲームの火蓋が切って落とされた!
わっけわかんね・・・。
ケベスがゲシュタルト崩壊。
別冊少年チャンピオンにて連載中。ルノアール兄弟の最新作です。
安定の下ネタ系ギャグ漫画。
ルノアール兄弟は2014年に週刊少年チャンピオンで短期連載された「ムーメン」(未単行本化)で知ったんだけど、実は結構キャリアが長かったみたいですね。もう15年選手とのこと。
どことなく天久聖一っぽいテイストのタッチとセリフ回しがなんか癖になる。
あと彼らが描く女の子は妙に可愛いです。ムーメンのみらんちゃん良かったしね。
で、ベスケ・デス・ケベスなんだけど。
内容ははっきり言って出オチ。2話以降の展開では1話を越えるのは難しいんじゃないですかね。
割と早い段階でケベス持ちの生徒が沢山出てきて、バトルロワイヤル的なストーリーが示されちゃうんだけど、ちょっと足元がフワフワしているような気がしてならない。
ギャグがキレてればそれでいいんだけど。
男性の股間に対する強い興味という、少年誌的なフェティッシュの方向性は好き。
男の裸体を前にして、目を覆い隠すくせに指の間からガン見してるとかね。
でもおそらく、それ以上の性的好奇心の探究はなされない。はず。そうであってくれ。
こういうエロではないセクハラっぽい世界って男の中にしかないよなーと思いつつ、その世界観が壊れないことを強く願っております。
今時こんなにスケベスケベ言ってる漫画なかなか無いぜ。
何にせよ今後に期待いたします。
ではまた。
試し読み出来るみたいです↓