マンガ

少女は恥じらい己と戦う【少女聖典ベスケ・デス・ケベス】

投稿日:2016年1月3日 更新日:

漫画ネタ。
おせちにあきたらチャンピオンもね。

少女聖典べスケ・デス・ケベス 1 (少年チャンピオン・コミックス)

スケベ女子は世界を制す


異性との会話もままならない内気な女子中学生円城寺ゆいかは、少女たちの間で囁かれる都市伝説、望みをかなえてくれる悪魔「ケベス」の噂を耳にする。

kebes2
しかしケベスを召喚出来るのは「ものすごいエッチな女子だけ」なのだという。




ゆいかは家路を辿る道すがら、内気な自分を変えてもらえるならケベスに会ってみたいと思うも、自分にはその資格がないと諦めていた。

家に着くと

ケベスが居た。

なぜならゆいかは自覚のないドスケベだからだ!
kebesu

ゆいかのスケベ心の化身(サービス妖精)、ベスケ・デス・ケベス。
ケベスはあの手この手でゆいかにスケベなもの(男性の裸体や股間)を見せようと画策する。
zenra

そんな嫌がらせ(役得)の毎日に辟易したある日、ゆいかに前に「ケベスホルダー」を名乗る少女座光寺かえでが現れた。

かえでは他にケベスを持つ少女たちと「ケベスクラブ」なる部を結成していたのだ。
彼女曰く、ケベスとは世を動かすものであり、ケベスを意のままの操れるようになった女子は歴史に名を残す女傑となるのだ。
(例:クレオパトラ、北条政子、ジャンヌダルク、卑弥呼、山田邦子など)

このケベスラッシュ時代を制し、次世代の女帝として君臨するのは誰か?
ベス・ゲームの火蓋が切って落とされた!

わっけわかんね・・・。
ケベスがゲシュタルト崩壊。

ルノアール兄弟最新作

別冊少年チャンピオンにて連載中。ルノアール兄弟の最新作です。
安定の下ネタ系ギャグ漫画。

ルノアール兄弟は2014年に週刊少年チャンピオンで短期連載された「ムーメン」(未単行本化)で知ったんだけど、実は結構キャリアが長かったみたいですね。もう15年選手とのこと。

どことなく天久聖一っぽいテイストのタッチとセリフ回しがなんか癖になる。
あと彼らが描く女の子は妙に可愛いです。ムーメンのみらんちゃん良かったしね。

で、ベスケ・デス・ケベスなんだけど。
内容ははっきり言って出オチ。2話以降の展開では1話を越えるのは難しいんじゃないですかね。
割と早い段階でケベス持ちの生徒が沢山出てきて、バトルロワイヤル的なストーリーが示されちゃうんだけど、ちょっと足元がフワフワしているような気がしてならない。
ギャグがキレてればそれでいいんだけど。

男性の股間に対する強い興味という、少年誌的なフェティッシュの方向性は好き。
男の裸体を前にして、目を覆い隠すくせに指の間からガン見してるとかね。

でもおそらく、それ以上の性的好奇心の探究はなされない。はず。そうであってくれ。

こういうエロではないセクハラっぽい世界って男の中にしかないよなーと思いつつ、その世界観が壊れないことを強く願っております。
今時こんなにスケベスケベ言ってる漫画なかなか無いぜ。

何にせよ今後に期待いたします。

ではまた。

試し読み出来るみたいです↓

-マンガ

執筆者:

関連記事

連続殺人犯の昭和史 【ICHIGO 二都物語】六田登

  ICHIGO 二都物語 六田登 週刊ヤングサンデー1990年~94年連載  これは面白かった。特に前半の引き込まれ具合が半端無い。 六田登というと「F」や「ダッシュ勝平」のイメージが強い …

そして彼らはいつの日にか二人で【ハイスコアガール6巻収録分】【再開決定】

ハイスコアガール 未収録分 月刊ビッグガンガン2014年1号~7号掲載               前回でも触れたが、大人の事情によりハイス …

やがて大人になる子どもたちは今日も世界の理と対峙する【少年少女】

少年少女 福島聡                 月刊コミックビーム2001年12月~2004年4月連載 単行本全四巻 …

未完の名作?俺より強い奴に会いに行く!【ハイスコアガール】

ハイスコアガール 押切蓮介 月刊ビッグガンガン連載 既刊5巻                不名誉にも、大人の事情により連載が中断 …

親子の物語としての【ICHIGO 二都物語】

 久しぶりに読み返したので書く。 以前の記事では梅川一期の生涯と彼の生きた戦後昭和の時代遍歴とを重ねて考察したが、今回は物語のメインテーマである父と子の物語という側面に焦点を絞って語ってみたい。 基本 …


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)